音楽文化の創造(CMC)

電子版 Vol.05

Vol.05 特集「吹奏楽を中心とした部活動のゆくえと現状」

加熱する運動部の指導に端を発した部活動問題は、

「文化系運動部」とも称される吹奏楽部のあり方についても議論を呼び、

中学校・高等学校の音楽系部活動のあり方が問われ始めている。

音楽系部活動を中心として、今日の部活動問題を生涯学習との関りから概観した上で、

今後の議論の材料となるような過去の本誌掲載記事を再掲したい。

《論説》 中学校の部活動問題を通して教育関係者に問われることは

労働のあり方をめぐる「ブラック/ホワイト」の議論の高まりの中で、部活動顧問の多忙化を中心とした「部活動問題」が指摘され始めた。特に生徒、教員、保護者等の多くが半強制的に関与するとされる中学校の部活動問題がクローズアップされている。教育社会学者の西島央は…

 昭和女子大学・専任講師 歌川 光一

「《論説》 中学校の部活動問題を通して教育関係者に問われることは」 より

2011年 1月発行

雑誌CMC 59号 特集「生涯音楽学習の場としての学校」

学校教育も生涯学習の一環に位置づけられるようになった。生涯学習と言えば、学校外で行われる成人学習といったイメージがまだまだ根強い。しかし、一方で、学校を場として豊かな生涯学習が行われるようになってきている。 本特集では、学校という場で、どのような生涯音楽学習が展開されているのかを紹介しつつ、これからの可能性を探ることとした。

特集・生涯音楽学習の場としての学校 「生涯涯にわたって音楽を愛好する礎を築く」 江口 邦彦

2012年 7月発行

雑誌CMC 64号 特集「コンクールと生涯音楽学習」

コンクールは、地域行事としての色彩が強いものから、プロへの登竜門となるものまでさまざまだが、発表・表現者にとって、日頃のアイディアや練習の成果を(競争を伴いつつも)、有識の審査員や不特定多数の聴衆に披露する場として、その音楽活動において占める位置は小さくない。 本号では、生涯音楽学習の成果発表の場としてコンクールを捉え直してみたい。

特集・コンクールと生涯音楽学習 「教育とコンクール〜合唱コンクールを社会学的に考える〜」 佐藤 生実

2014年 7月発行

雑誌CMC 70号 特集「キャリア形成と音楽」

音楽を職業として選ぶ人、音楽経験が偶然職業に結びつく人など、「キャリア形成」と音楽のあり方は多様である。そして、音楽にまつわるキャリア形成の媒介として、家族、学校、資格認定の各種団体などが存在 している。特に昨今は、メディア環境の変化などが背景となって、若者にとって、音楽にまつわる職業の選択肢は広がっていると言えるだろう。 本号では、「キャリア形成と音楽」の展望について特集する。

特集・キャリア形成と音楽 「青少年期の音楽経験とその後―「ブラバン(吹奏楽部)」と「けいおん(軽音楽部)」―」 宮入 恭平 ・ 歌川 光一

2015年 7月発行

雑誌CMC 73号 特集「スポーツと音楽」

2020年のオリンピック・パラリンピックは東京で開催されることになりました。オリンピックはスポーツの祭典ですが、音楽界にも影響を与えます。オリンピックの開催ごとにテーマ曲が作られ、開会式や閉会式を彩るには音楽は欠かせません。 スポーツと音楽の関係は密接であり、多様です。スポーツ競技には、体操競技、フィギュアスケート、シンクロナイズドスイミングなど音楽を伴ったものがあり、選手の話題とともに選曲も話題になるほどです。 では、これらの曲はどのようにして選ばれ、構成されるのでしょうか。 また、気持ちを高めるために試合前に音楽を聴く選手も多く、その曲名が公表されてインターネットで拡散されています。音楽とスポーツは身体を通じた文化であり、メディアの文化でもある点で似ています。 オリンピックを迎えるにあたって、スポーツと音楽との関係を様々な側面から探ってみたいと思います。

特集・スポーツと音楽 「音楽文化としての甲子園―「未熟さ」のパフォーマンス」 周東 美材