活動事例

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【事例紹介】あなたも主役 みんなでコンサート「世界の音楽コンサート」の軌跡

全国生涯学習音楽指導員協議会山形支部会員 
山形市 庄司幸子さん

■活動タイトル: あなたも主役 みんなでコンサート「世界の音楽コンサート」の軌跡
■日時:2014年~2018年
■場所:山形県生涯学習センター「遊学館ホール」、寒河江市総合福祉センター「ハートフルセンター」
■対象:子供から大人、障がい者と健常者

■活動内容

【1.活動のきっかけ】

ある日、近隣で活動されている音楽療法士の先生より「障がい者に音楽の指導をしていますが皆に練習の目標、成果の一つとして発表の機会を作ってあげたいのです。」とお聞きしたのが最初のきっかけです。

ちょうど同じ頃、私が手話ソングで一緒にボランティア活動をしている方と知り合いになったことも関係して、仲間の生涯学習音楽指導員の有路先生と彼女の友人で音楽療法士の安孫子先生と共に検討を重ねました。その中で、「障がい者にも一般の方と一緒に、音楽の楽しみを共有する場を作ってあげられないか」という趣旨が決まり、三人でコンサートの企画を作り上げ2014年より始めることになりました。


【2.コンサートの目的】

  1. 子供から大人まで幅広い世代が一緒に音楽を楽しむ機会を設定し、市民が音楽を通して交流を深めることができる事。
  2. 健常者が障がい者と一緒に音楽を楽しみ、障がい者への理解と心を育てる時間を持つこと。
  3. プロとアマチュアの垣根を無くし、同じステージに立つ演奏者として、また聴衆もできるだけ参加型になるように心がける。
この我々の目的が、(公財)音楽文化創造の事業の一つ「国際音楽の日」の理念「世界のすべての人々が自分の敵や反対者も助け合い、憎しみを兄弟の愛に変えるよう努める日にしよう。そして、あらゆる国や地域の人々がさまざまな音楽表現を通して暮らしの中の音楽の認識する機会を与えられるようにしよう」と一致するため2014年~2016年、2018年「国際音楽の日記念事業助成」に応募し採択され、後援事業として開催いたしました。2017年は山形市市民活動補助金公開プレゼンテーション補助事業として開催いたしました。
「世界の音楽コンサート」

【3.コンサート企画にあたって】

各年度の内容は、毎回特色を出す様に企画してきました。出演者は音楽が大好きな地域のアマチュアと、山形ゆかりのプロの音楽家に出演していただいています。音楽はクラシック、ポピュラー、津軽三味線による日本伝統音楽等、幅広いジャンルから取り入れています。プログラムは聴衆にさまざまな楽器の魅力と響きを感じてもらうためにピアノ、エレクトーンのソロ演奏だけではなく、バリトン歌手の歌、マリンバ等の打楽器入りのアンサンブルを並べました。

そして、目的の一つである参加型のコンサートとして、ステージの演奏者と会場の聴衆と一緒に手話での合唱を組み入れています。

【4.実施しての効果】

<出演者、保護者からの声>

  1. 自分の気持ちをほとんど口にする事がなかった子ども達が「楽しかった」「また出たい」と笑顔でお母様へ話してくれる様に変化した。
  2. 非常に引っ込み思案な子どもが、先生と一緒ならと出演に応じてくれました。この経験が大きな自信になり、学校生活も積極的に参加するようになった。
  3. 障がいのある子どもを持つ保護者が、我が子のステージで生き生きとした姿を見て、できる事の可能性が広がり、家族全員が明るい気持ちになれた。
  4. 社会人になってから楽器を始めた人が、皆で一緒に演奏することで、楽しみを持てることは素晴らしいと感じてくれた。

<聴衆からの声>

  1. 来場者からは山形には素晴らしい演奏をする方々いる事に驚き、来てよかった、演奏者の姿に憧れの気持ちが膨らんだ。
  2. コンサートのプログラムがバラエティーに富んだ内容で楽しかった。ぜひ継続して欲しい。

【5.今後の抱負】

音楽を始めるのには年齢は関係ありません。音楽の接し方も聴く事を楽しむ人、歌や楽器を演奏する人、演奏者と一緒にメロディー、リズムに合わせて体を使って表現して楽しむ人等さまざまです。

今まで続けてきたコンサートは、ホールという空間で短時間ではありますが、この時を一緒に過ごす事で、自分以外の人に対して、相手へのちょっとした気遣い、言葉がけ、手助けで障がい者ができる事の可能性がぐんと広がる事に気付きます。

ステージに立ちスポットライトを浴びて、皆に注目されながら、大きな拍手をもらった時の満足感や達成感と共に、自分に対する自信と積極性が育まれます。又、演奏した喜びの笑顔、聴衆の受け止める笑顔、障がいの有る無し、年齢に関係ありません。それによって憧れや夢への実現へと繋がります。

主催者として、それぞれのちょっとした思いやりで、温かい優しい空間になること実感して、一人ひとりの小さな輪から山形のたくさんの人に大きな輪となって繋がって行って欲しいと思います。

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