国際音楽の日

「国際音楽の日」とは、“世界のすべての人々が自分の敵や反対者をも助け合い、憎しみを兄弟の愛に変えるよう努める日にしよう。そして、あらゆる国や地域の人々がさまざまな音楽表現を通して、暮らしの中の音楽のすばらしさを認識する機会を与えられるようにしよう。”という理念のもと定められた日です。

(文化庁「国際音楽の日」パンフレットより)

2022年10月16日(日)に『FORUM in 国際音楽の日2022オンライン』が開催されました。

「国際音楽の日」記念事業に関する助成

「音楽文化の振興のための学習環境の整備等に関する法律」(略称:音楽振興法)第7条に定められた「国際音楽の日」を広く普及することを目的としたコンサートなどの事業に対する助成を行っております。

2023年度「国際音楽の日」記念事業に関する助成の応募は終了いたしました。

今後のスケジュール等詳細については、以下の2023年度「国際音楽の日」記念事業に関する助成金申請ガイドをご覧ください。

2023年度「国際音楽の日」記念事業に関する助成対象は以下のとおりです。

2023年度「国際音楽の日」記念事業 助成団体(活動テーマ)

過去の「国際音楽の日」記念事業に関する助成対象は、以下の通りです。

提唱者はユーディ・メニューイン氏

1975年、カナダでユネスコの国際音楽評議会(IMC)による、最初の世界音楽週間が開催されました。 その機会に、当時のIMC会長ユーディ・メニューイン氏(ヴァイオリニスト、指揮者 1916-1999)が、紛争の絶えない世界を憂い提唱しました。 1977年、チェコのプラチスラバで開かれたIMC総会でこの提案は正式に可決され、翌年からそれに賛同する世界各国で「国際音楽の日」を普及するための記念事業が開催されています。

日本では

1994年(平成6年)11月25日に「音楽文化の振興のための学習環境の整備等に関する法律」が制定されました。 その中で、音楽を通じた国際相互理解の促進に資する活動が行われるように、10月1日を「国際音楽の日」と定め、国及び地方公共団体が「国際音楽の日」の趣旨の普及に努めることになりました。 また、この「音楽振興法(略称)」の目的達成に向けて、当財団が設立され、文化庁とともに、各地域で行われるイベントに対して、必要な支援活動をおこなっています。

記念切手の発行

1996年(平成8年)に国際音楽の日記念切手が発行されました。
切手
名称 国際音楽の日
発行日 1996年(平成8年)10月1日(火)
料額 80円
発行数 2,200万枚
意匠 ト音記号とピアノ
印面寸法 縦31.0mm 横25.0mm
版式・刷色 グラビア5色
シート構成 20枚(縦5枚・横4枚)
原画作者 内田 悦代 [ウチダ エツヨ](デザイナー)

現在までの歩み

10月1日の「国際音楽の日」の前後を中心としてさまざまな音楽イベントを開催しています。特に「国際音楽の日」フェスティバルと題した音楽イベントは、平成8年の浜松を皮切りに、岡山、東京、松本、埼玉、金沢、仙台、北海道、広島、沖縄など各地で開催され、各方面から高い評価を得ています。 またこのフェスティバルの一環として、音楽教育に関するフォーラムやワークショップもあわせて開催され、大きな成果をあげています。さらに最近では、「国際音楽の日」と連動し、各地域に根ざした独自の音楽イベントが数多く開催されるようになっています。 「国際音楽の日」(IMD)は、音楽振興法の趣旨を広く知っていただき、地域の音楽活動の活性化を図るためのまたとない機会です。「国際音楽の日」の普及にご協力ください。

FORUM

音楽文化の振興と生涯音楽学習の推進のため、そして「国際音楽の日」の趣旨の普及のために開かれる新しいイベント、それが「FORUM in 国際音楽の日」です。音楽評論家の講演をはじめ、生涯音楽学習振興の事例紹介や生涯学習音楽指導員コンサート等のイベントを開催しています。

FORUM in 国際音楽の日2022 オンライン(終了しました)


~いつでも♪ どこでも♪ 誰とでも♪ 音楽でつながる~

地域の文化資源を生かした音楽活動・音楽普及

行政(山口県山陽小野田市)と全国生涯学習音楽指導員協議会山口支部との連携事例
日時 2022年10月16日(日) 14:00~16:30(終了しました)
場所 オンライン(Zoom)
参加費 2,000円(税込)
  • ・一般
  • ・全国生涯学習音楽指導員協議会会員以外の生涯学習音楽指導員
  • ・地域音楽コーディネーター
※全国生涯学習音楽指導員協議会会員は無料

プログラム

地域の文化資源を生かした音楽活動・音楽普及
~行政(山口県山陽小野田市)と山口支部との連携事例~

全国生涯学習音楽指導員協議会・山口支部が取り組んでいる「ガラス楽器」を事例とし、地域産業と音楽活動・音楽普及について、藤田剛二氏(山口県山陽小野田市長)、西川慎氏(ガラス作家)、池本美和氏(ガラス作家)をお迎えし対談を行います。行政と連携をした音楽活動の事例を皆さんと共有したいと思います。

藤田 剛二氏(山口県山陽小野田市長)

藤田剛二氏

1959年 山口県山陽小野田市生まれ
1978年3月 県立小野田高等学校卒業
1984年3月 東京理科大学工学部機械工学科卒業
1987年9月 米国ノースイースタン大学情報システム修士課程修了
2017年4月24日 第2代山陽小野田市長就任(任期4年)
2021年4月24日 山陽小野田市長(2期目)

西川 慎氏(ガラス作家)

西川慎氏

1972年 神奈川県生まれ。1996年 富山ガラス造形研究所 研究科を修了、
同研究所に勤務。「日本現代ガラス展」大賞受賞(石川県能登島ガラス美術館)
2001年「 第1回 現代ガラス展 in おのだ」大賞受賞。
2003年 山陽小野田市に移住し工房を設立。2017年 山口県文化振興奨励賞受賞。
サントリー美術館のサイン「み」の制作やマンダリンオリエンタルホテル浦東上海のメインロビー壁面のアートワークなど、国内外のホテルやレジデンス、公共空間にガラス作品を多数制作・設置。
吹きガラス技法によるテーブルウェアや贈答品なども手がける。
現在、株式会社ニシカワグラス&アート代表取締役、きららガラス未来館 講師、山陽小野田市芸術文化アドバイザーを歴任。

池本 美和氏(ガラス作家)

池本美和氏

1972年 広島県生まれ。1997年 富山ガラス造形研究所 造形科卒業、富山ガラス工房勤務。
2001年「 第1回 現代ガラス展 in おのだ」準大賞受賞。
「 第19回 朝日現代クラフト展」準グランプリ賞受賞。銀座レカン・シャンデリア、ANAインターコンチネンタル石垣リゾート、マンダリンオリエンタルホテル浦東上海のガラス壁画プロジェクトなど、国内外の建築空間やパブリックスペース等に設置するアートワークやテーブルウェアのガラス収蔵作品を手がける。
現在、池本美和グラススタジオ代表、きららガラス未来館 講師、山陽小野田市芸術文化アドバイザーを歴任、日本ガラス工芸協会会員。


  • 主催:全国生涯学習音楽指導員協議会
  • 主管:「FORUM in 国際音楽の日2022 オンライン」実行委員会
  • 共催:山口県山陽小野田市
  • 協賛:公益財団法人音楽文化創造
  • 後援:文化庁、山口県、山陽小野田市教育委員会、ヤマハ株式会社、株式会社河合楽器製作所、鈴木楽器販売株式会社、株式会社ヤマハミュージックジャパン、一般財団法人日本青年館、一般社団法人全国楽器協会