活動事例

活動事例
【事例紹介】~風のように音楽を~ しあわせはこぶNTB48&ヴィオリラアンサンブル

全国生涯学習音楽指導員協議会 
栃木・郡馬支部会員 小山市 増山玲子さん
■活動タイトル
~風のように音楽を~ しあわせはこぶNTB48&ヴィオリラアンサンブル
~風のように音楽を~ しあわせはこぶNTB48&ヴィオリラアンサンブル
■日時:2014年~現在 月1回、年12~13回
■会場:幼稚園、Coop介護福祉センター小山、結城病院介護センター、穂積公民館、羽川公民館、思川道の駅、小山市県南公園、犬塚公園、古河市とねみどり館
■対象:子供~高齢者まで

■活動内容

【1.活動の背景】

現在、栃木県小山市を中心に音楽活動を行っています。エレクトーン講師である私は2003年にヴィオリラ[*]という楽器に出会いました。その音色に魅せられて練習を重ね習得後、大学の学園祭での演奏の誘いがあり、初めて公の場でヴィオリラ演奏を行いました。緊張しながらも仲間とのヴィオリラ演奏は、アンサンブルの楽しさと、聴いて下さる学生さん達との音楽での交流、今まで経験したことのない充実感を感じました。これがきっかけとなり私達の演奏活動が開始されました。

幼稚園、デイケアセンター、地区公民館での高齢者のイベント、道の駅の屋外、屋内ホールなど依頼があれば楽器とスピーカーを持参してどこへでも行きます。気が付けば月1回、年間12~13回の演奏活動になっていました。
[*]ヴィオリラとは
形は大正琴であり、左手で音階のボタンを指でおさえながら右手は弓、ピック、指、スティックを用いて演奏する楽器です。それぞれの音色が異なり、曲に合わせて自分たちで奏法を考えながら奏でるのも魅力のひとつです。アンサンブルはヴィオリラソプラノ、テナー、バスを用いて演奏します。アンプ、スピーカーを通して音を拡張して演奏するので屋外での演奏も対応できます。

【2.具体的な活動内容】

(1)自治会バンド「NTB48」結成

私の居住する自治会には、ギターサークルがあります。自治会館でのヴィオリラ演奏がきっかけで、ギターサークルリーダーが自治会内での音楽愛好家を募り、2016年に自治会バンド(「NTB48」ニュータウンバンドしあわせはこぶ)が結成されました。ギター2名、キーボード、ベース、ドラム、ヴィオリラ2名、ハーモニカ、タンバリン、オカリナ2名のバンドです。選曲が決まった時点で、ドラム担当の方が、アレンジを一手に引き受けて下さり、スコアからパート譜を作成、週一回自治会館に集まり練習し仕上げます。
    

(2)活動内容

A.農業祭

バンドが結成され、各自治会の繋がりを基に小山市主催市民イベント、各地区主催イベント、障害者施設でのイベント等、演奏活動の場が更に広がりました。小山市主催市民イベントである農業祭は、小山市の特産物を紹介し販売する形なので多くの市民が集まります。この様な市民のためのイベントでは最初に小山市歌を演奏します。その他の演奏曲は、子どもから大人まで幅広い年代に知られている曲を考慮して選曲します。
小山市歌  https://www.city.oyama.tochigi.jp/soshiki/3/1558.html

一例として『真っ赤な太陽』『君といつまでも』『情熱の花』『いい日旅立ち』の昭和歌謡から『Be My Baby』『カントリーロード』『Love』『枯葉』のポピュラー&ジャズ、『さんぽ』『おどるポンポコリン』のアニメソング、ボロディン『ダッタン人の踊り』のクラシックまで。

B.高齢者イベント

高齢者対象のイベントは自治会の夏祭りや敬老会で開催します。演奏を聴いていただくだけでなく、会場の皆さんと一緒に歌うコーナーを入れます。

参加者それぞれが、今まで歩んできた人生の中で出会った曲を歌う事により、その時の思い出が蘇り、また歌う事で生き生きとした感情表現の活性化にも繋がります。歌詞カードを用意して、メンバーの1人が皆さんを誘導しながら、演奏に合わせて大合唱をします。『東京ブギウギ』『さくら変奏曲』『下町の太陽』『白いブランコ』『時代』等の昭和歌謡と『里の秋』『旅愁』『たきび』『村祭り』『証城寺のたぬき囃子』など季節感のある唱歌、『ドンパン節』民謡等です。

参加された皆さんは、演奏曲を懐かしむように聴いて下さり、声を出して歌うことによってさらに場の一体感が生まれ、表情も生き生きとにこやかに、とても楽しんでいる様子が伺えます。

【3.課題と今後の抱負】

活動はヴィオリラ仲間だけの演奏参加や、春の桜まつり、夏祭り、秋の収穫祭、敬老会、クリスマス会、各地区公民館の高齢者サロン等、一年を通してのイベント参加を含め2019年においては25回となりました。

この活動を長く続けて来て思うことは、
  1. 結成当時の志を忘れずに労力を共にする仲間がいるからこその活動であること
  2. ヴィオリラアンサンブル、また音楽バンドはイベントを盛り上げ楽しい雰囲気を作ること
  3. 懐かしさをもって皆さんに元気になっていただくこと
等を実感しています。そしてそれが私達演奏する側も日々の活力源と目標になります。

近年小山市では外国人の人口が、かなりの増加傾向にあります。音楽活動は、世代や人種を問わず交流できる貴重なコミュニケーションの場となっています。これからもやりがいを持って仲間と共に音楽活動を続けていきたいと思います。

数年に渡り、続けてきた演奏活動も昨年からの新型コロナウィルス感染の影響でイベントがすべて中止となり音楽活動は休止になっています。今後どのような形で音楽を提供していくのか模索中であり現在の課題です。世の中の状況の変化を把握しつつ、音楽の力を信じて演奏活動再開の働きかけをしてこうと考えています。

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