Born free 生涯学習音楽普及支援協会
千葉 登世 さん
「国際音楽の日」記念コンサート第二回 健ハモコミュニティ・フェスティバル
- ■日程:2021年02月20日
- ■会場:横浜市栄公会堂 講堂
[開催目的]
鍵盤ハーモニカや歌唱のように、呼吸を使う音楽が主役のコミュニティ・フェスティバルであり、自律神経の安定を図る『音楽呼吸療法』の普及とともに、心と体の健康維持・増進を目的とする。健康の「健」と鍵盤ハーモニカの「鍵」をかけて「健ハモ」と名付け、誰もが参加可能なバリアフリーコンサートの実施を目指すものである。
全国各地の自治体・音楽団体及び音楽療法団体・生涯学習団体・その他医療関係者など多職種に関わる団体と協働し、支援・提案を行いながら、様々な音楽文化芸術活動の振興を図り、生涯学習活動の実践及び推進を目指し、地域の活性化に貢献する。
[活動内容]
心と体の健康維持・増進を目的とした第一回目に引続き、第二回目はコロナ禍ストレスが原因と考えられるイジメや虐待・増加する自殺などの社会問題を支援するために、心療内科医・看護師・音楽療法士・生涯学習音楽指導員・地域音楽コーディネータと連携し『音楽呼吸療法』という療法分野を立上げ、「音楽で楽しさを・呼吸で自律神経を・マインドフルネスで他者を思いやる心を・療法で癒しを」を基にした音楽イベントを開催した。具体的には、第一部にて生伴奏のステージ環境を整え、参加者自らが鍵盤ハーモニカや歌唱など、息を使う楽器を主体としたステージを楽しんだ。
また、第二部では出版社(創元社)様のご協力によりプロジェクターを活用した、「子どものための※1マインドフルネス絵本(アンニ・ベッツ著)」の中より15種類の物語の朗読音楽会を繰り広げ、マリンバ奏者:木村恭子さんの即興演奏にのせて「3秒:1秒:6秒」「5秒:5秒」「3秒:7秒」など、より具体的な10秒単位の呼吸法を実践した。
これらの呼吸法は、「マインドフルネスを超えた呼吸法」著者:端谷毅ドクターのご協力により、参加者自らが日常生活の中で心のコントロールをしていけるよう配慮し制作したオリジナルメソッドである。
なおイベント開催方法は、新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言発令地域のため、プログラム曲毎に時間指定で収録を行いWEB配信とした。また、感染拡大防止対策として会場集客数50%制限にて見学可能な公開収録とし、会場の消毒及び換気、本番収録時以外のマスクの着用、5日間の体温チェックリストの提出(参加者及び関係スタッフ)、ご来場者様の氏名・電話番号・座席番号控え・受付での体温測定を行い感染防止対策を徹底した。
※1「マインドフルネス」とは、1970年代よりアメリカを中心に科学的・医学的な研究が進み効果が最も実証されているもので、ストレスや不安を取り除き、心を休め生産力があがると実証されています。身体面では、免疫力の改善、血圧の低下、血中コレステロール、血糖値の低下などが検証され、交感神経と副交感神経のバランスを整える効果が期待できます。精神面では、緊張・うつ状態の緩和、不安の減少、ストレス耐性の向上が実証されており、脳機能面では、集中力・記憶力が向上し集中できるようになると報告されています。
- ダイジェストURL: https://youtu.be/Qm9EhiHG-a8
[国際音楽の日 記念助成事業]
音楽文化創造では「音楽文化の振興のための学習環境の整備等に関する法律」(略称:音楽振興法)第7条に定められた「国際音楽の日」を広く普及することを目的としたコンサートなどの事業に対する助成を行っております。
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