生涯学習音楽指導員
滋賀県 玉置理香さん
■活動タイトル:~音楽&絵本&お話五感パワーアップ 『ことたま♪の木』の活動~
■日時:2012年より現在(2014年~2015年 活動休止)
■場所:浜大津スカイプラザ 守山市民ホール(小ホール)、比叡山幼稚園、瀬田南幼稚園・保育園
宇治市木幡公民館、京都大学医学部付属病院、Lake Family(小児悪性腫瘍患者会)、NPO法人淡海かいつぶりセンター
■対象:幼児から小学生対象とその家族
■活動内容
滋賀県 玉置理香さん
■活動タイトル:~音楽&絵本&お話五感パワーアップ 『ことたま♪の木』の活動~
■日時:2012年より現在(2014年~2015年 活動休止)
■場所:浜大津スカイプラザ 守山市民ホール(小ホール)、比叡山幼稚園、瀬田南幼稚園・保育園
宇治市木幡公民館、京都大学医学部付属病院、Lake Family(小児悪性腫瘍患者会)、NPO法人淡海かいつぶりセンター
■対象:幼児から小学生対象とその家族
■活動内容
【1.活動のコンセプト】
『ことたま♪の木』の『こと』は言葉『たま』は音符を意味しています。音楽効果をつけた読み聞かせや、声・身体・楽器・制作の表現活動に展開したプログラムをお届けしています。参加者が五感で、それらの楽しさを受け取っていただくことを大切にしています。
人間が五感で感じた楽しい経験は記憶に残りやすく、脳を活性化し、心をリフレッシュする効果が得られます。その記憶は、子どもが自主的に、それらの活動に取り組む心を育むことにもつながります。
■【時期・場所】:2012年7月~2013年3月 全13回 浜大津スカイプラザ
■【対象】:幼児~小学生 参加者13回通し 15名
■【ねらい】:子どもの自主性・想像力を育む文化活動の場・仲間と作り上げる楽しさの体験の場
■【内容】:自分達の作ったオリジナルのお話が宝ものである設定の中、
2つのチームにわかれ、お話創作と音楽効果づけを考え、ステージ上で発表
○保護者の声
活動2―お話と音楽の素敵な魔法「おはなし音楽会」 自主コンサート
■【時期・場所】:2012年12月8日 守山市民ホール (小ホール)
■【対象】:幼児~小学生 と家族
■【場所】:幼稚園・保育園 14回 3歳児~5歳児
医療機関 3回 幼児~小学生と家族
公民館 3回 幼児~小学生と家族
■【ねらい】:音楽・絵本・お話の文化活動の楽しさを知る体験
声・身体・楽器の表現活動(リトミック)で、心・身体の調和をはかる体験
活動2―大人に向けて「こころにほっ♡と絵本」
■【対象】:大人、AYA世代(Young Adult 15歳~39歳の癌サバイバーの方)
人間が五感で感じた楽しい経験は記憶に残りやすく、脳を活性化し、心をリフレッシュする効果が得られます。その記憶は、子どもが自主的に、それらの活動に取り組む心を育むことにもつながります。
~青く 澄んだそらに
五感の枝をいっぱいひろげて
あなたの心の木 おおきく おおきく なあれ~
【2.活動の動機と経緯】
音楽と絵本・お話の相乗効果を得ること、表現活動につなげる活動をはじめようと考えた理由は、主に下記3点あります。
絵本は、赤ちゃん絵本から SDGs につながる絵本までとても幅広くあることを知り、プログラムの構成・選書の幅が広がりました。
「1冊の絵本」は、作家が言葉の一語一句・絵の一筆一筆・本の構造で、表現した世界があります。その内容を深く分析し、音楽のメロディー・ハーモニー・リズム・音色・構成の要素を、表現された世界をこわすことなくどのように組み合わせ、届けるのか、深く考慮するようになりました。深く内容を知ることで、作曲・アレンジにも活かせるようになってきました。また、絵本作家・司書・出版社・アナウンサー・教育関係者・書店経営等、多種多様の職業の方がいる絵本専門士のネットワークは、様々な地域への活動を知り、さらに「絵本」の可能性と知識を深める場となっています。
●絵本専門士サイト
https://www.niye.go.jp/services/plan/ehon/
- 音楽を表現するとき、想像して音のイメージを持ち、その想像した音を、身体(楽器)を使って表現する力(output)は大切です。幼少の頃から絵本・児童文学が好きだったこともあり、生徒に想像する力をつけてもらうために、教室に絵本を置き、発表会にお話を取り入れたり、お話創作から曲づくりの指導をするようになりました。
- 2004年、jet(エレクトーン指導者協会)講師の研究活動が始まり、地区の有志講師と地域の教育機関・福祉施設・商業施設等に音楽を発信する活動を始めました。私は、台本や構成を担当することも多く、お話とともに想像をふくらませ音楽を楽しめる内容を提案してきました。ストーリー性を持たせることで、子ども達はとても集中して音楽を楽しみ、生き生きと歌い、踊り、表現してくれることを実感してきました。
- 病気のため、1年半の闘病生活を経験しました。クリーンルームの閉ざされた時間の中、心をすくってくれたのは、許可を得てもちこんだキーボードと、幼少の頃に読んだ「物語」の世界でした。物語の主人公と同化し、回復の希望を持ち続けていました。想像すること、表現することは、希望・生きる力になることを、自ら経験しました。
<絵本専門士の学び>
2016年に、医療機関からのご依頼をいただき、活動を再開しました。絵本・お話の世界と音楽効果のあり方を試行錯誤している中で、より良い方法、著作権、医療機関での選書・届け方等、絵本について深く学びたいと考え、2017年に文化庁管轄国立青少年教育振興機構が開催する、「絵本専門士」という資格を取得しました。絵本は、赤ちゃん絵本から SDGs につながる絵本までとても幅広くあることを知り、プログラムの構成・選書の幅が広がりました。
「1冊の絵本」は、作家が言葉の一語一句・絵の一筆一筆・本の構造で、表現した世界があります。その内容を深く分析し、音楽のメロディー・ハーモニー・リズム・音色・構成の要素を、表現された世界をこわすことなくどのように組み合わせ、届けるのか、深く考慮するようになりました。深く内容を知ることで、作曲・アレンジにも活かせるようになってきました。また、絵本作家・司書・出版社・アナウンサー・教育関係者・書店経営等、多種多様の職業の方がいる絵本専門士のネットワークは、様々な地域への活動を知り、さらに「絵本」の可能性と知識を深める場となっています。
●絵本専門士サイト
https://www.niye.go.jp/services/plan/ehon/
【3.活動の軌跡】
<2012年~2013年>
活動1―お話創作と音楽効果づけワークショップ 子どもゆめ基金採択事業
おはなしマップ宝島 GO!■【時期・場所】:2012年7月~2013年3月 全13回 浜大津スカイプラザ
■【対象】:幼児~小学生 参加者13回通し 15名
■【ねらい】:子どもの自主性・想像力を育む文化活動の場・仲間と作り上げる楽しさの体験の場
■【内容】:自分達の作ったオリジナルのお話が宝ものである設定の中、
2つのチームにわかれ、お話創作と音楽効果づけを考え、ステージ上で発表
○保護者の声
・学校での発表では嫌がって泣くのに、1度も嫌がらず参加してくれました。
・異年齢の子ども達の指導は大変であったと思います。皆が楽しそうに発表している姿に感動しました。
・私も手伝いますので、また、開催してください。等
・異年齢の子ども達の指導は大変であったと思います。皆が楽しそうに発表している姿に感動しました。
・私も手伝いますので、また、開催してください。等
活動2―お話と音楽の素敵な魔法「おはなし音楽会」 自主コンサート
■【時期・場所】:2012年12月8日 守山市民ホール (小ホール)
■【対象】:子どもとその家族 有料コンサート 動員数160名
■【ねらい】:お話と音楽の相乗効果の体験 親子で楽しさを共有できるふれあいの場
■【内容】:1部 「3びきのこぶた」 文・絵 いもとようこ 金の星出版
☆エレクトーンによる効果音
「三上山のムカデたいじ」オリジナル曲 朗読・筝・よし笛・竹太鼓コラボ
2部 「さるかに合戦」 「歌いねこ♪ミュー」
☆参加型をとりいれた創作のお話とオリジナル曲
○保護者の声
・生の演奏でお話にひきこまれるので楽しかったです。(大人)
・色々な音の楽器がでてきておもしろかった。(小学生)
・リズムをたたいて、歌ったことが楽しかった。(小学生)
・いつでも、どんな時も音楽をそばにおいておきたいと思えました(大人)
・親子で一緒に楽しめました。(幼・大人)等
・色々な音の楽器がでてきておもしろかった。(小学生)
・リズムをたたいて、歌ったことが楽しかった。(小学生)
・いつでも、どんな時も音楽をそばにおいておきたいと思えました(大人)
・親子で一緒に楽しめました。(幼・大人)等
<2016年以降~現在(2020年コロナ禍のため活動自粛)
講師仲間や保育士資格を持つ大人の生徒さんの協力を得て、活動を続けてきました。活動1―音楽・絵本・お話五感パワーアップ「おはなし音楽会」
■【時期】:年間通して3~4回 依頼先と調整■【対象】:幼児~小学生 と家族
■【場所】:幼稚園・保育園 14回 3歳児~5歳児
医療機関 3回 幼児~小学生と家族
公民館 3回 幼児~小学生と家族
■【ねらい】:音楽・絵本・お話の文化活動の楽しさを知る体験
声・身体・楽器の表現活動(リトミック)で、心・身体の調和をはかる体験
■【内容】:音楽効果(既成曲・オリジナル曲)をつけた絵本の読み聞かせと
声・身体・楽器リズムの表現遊び
(リトミック)に展開したプログラム
(音楽効果づけは、出版社・作家さんに許可をいただいています)
(例)
声・身体・楽器リズムの表現遊び
(リトミック)に展開したプログラム
(音楽効果づけは、出版社・作家さんに許可をいただいています)
(例)
ⅰ声の表現:『すっすっはっはっ こ・きゅ・う』
作 長野朝子 絵 長野ヒデ子 童心社
『ぽぽぽぽぽ』 音の絵本・言葉の絵本シリーズ 五味太郎 偕成社
☆言葉のリズムを感じながら、身体を使って声をだす体験をします。
ⅱ身体表現:『パンダともだちたいそう』 いりやまさとし 講談社
『だんごむしそらをとぶ』 松岡達栄 小学館
☆読み聞かせ後、絵本の世界を想像し、身体で表現します。(即時反応)
ⅲ楽器リズム:『おほしさまとあそぼ』 オリジナル
『ぐるんぱのようちえん』 作 西内ミナミ 絵 堀内誠一 福音館書店
『にんじんさんとじゃかじゃかさん』 長野ヒデ子 世界文化社
☆絵本にでてくる言葉や内容を音楽に合わせ、ミュージックベル・打楽器で表現します。
ⅳ音楽効果をつけた絵本:
作 長野朝子 絵 長野ヒデ子 童心社
『ぽぽぽぽぽ』 音の絵本・言葉の絵本シリーズ 五味太郎 偕成社
☆言葉のリズムを感じながら、身体を使って声をだす体験をします。
ⅱ身体表現:『パンダともだちたいそう』 いりやまさとし 講談社
『だんごむしそらをとぶ』 松岡達栄 小学館
☆読み聞かせ後、絵本の世界を想像し、身体で表現します。(即時反応)
ⅲ楽器リズム:『おほしさまとあそぼ』 オリジナル
『ぐるんぱのようちえん』 作 西内ミナミ 絵 堀内誠一 福音館書店
『にんじんさんとじゃかじゃかさん』 長野ヒデ子 世界文化社
☆絵本にでてくる言葉や内容を音楽に合わせ、ミュージックベル・打楽器で表現します。
ⅳ音楽効果をつけた絵本:
『チリとチリリ』シリーズ どいかや アリス館
☆ お話の流れとともに、知っている季節を感じる曲がメドレーで流れます。
『あさになったのでまどをあけますよ』 新井良二 偕成社
☆ 静かに時間の流れが感じられるよう、単調なメロディーの繰り返しを使って作曲しました。オリジナルのお話づくりや遊び歌の作曲等にも取り組んでいます。
☆ お話の流れとともに、知っている季節を感じる曲がメドレーで流れます。
『あさになったのでまどをあけますよ』 新井良二 偕成社
☆ 静かに時間の流れが感じられるよう、単調なメロディーの繰り返しを使って作曲しました。オリジナルのお話づくりや遊び歌の作曲等にも取り組んでいます。
〇参加者の声
子ども達の反応は正直です。「あっ・・楽しめていない」と、反省する時もあります。しかし、「今日のおはなしはなに?」と楽しみにしてくれている様子、「また、きてね。」とかけよってきてくれる子ども達の笑顔、作曲したメロディーをいつまでも、口ずさんでくれている姿を見ると、「次は、どんな楽しいプログラムにしようか」と、次の活動へのエネルギーとなります。
子ども達の反応は正直です。「あっ・・楽しめていない」と、反省する時もあります。しかし、「今日のおはなしはなに?」と楽しみにしてくれている様子、「また、きてね。」とかけよってきてくれる子ども達の笑顔、作曲したメロディーをいつまでも、口ずさんでくれている姿を見ると、「次は、どんな楽しいプログラムにしようか」と、次の活動へのエネルギーとなります。
活動2―大人に向けて「こころにほっ♡と絵本」
■【対象】:大人、AYA世代(Young Adult 15歳~39歳の癌サバイバーの方)
■【場所】:NPO法人淡海かいつぶりセンター 4回
■【ねらい】:癌サバイバーの方や、家族の方が心をリフレッシュできる読み聞かせ
■【内容】:笑いヨガ・クリスタルボール・ライアー奏者の方とのコラボ等、センターの
ご希望にそって、テーマを決め選書をし、一緒に読みあえる絵本を必ず1冊は
取り入れています。センターの3周年記念のイベントでは、絵本専門士のお仲間
が、素晴らしい朗読でお手伝いしてくださいました。
〇参加者の声
「人に絵本を読んでいただけるのって初めてで、新鮮でした。」「読んでいただいた絵本に感激したので、図書館で借りました。」「楽しい絵本でした。ひさしぶりに、笑い元気がでました。」と、センターの方や参加の方にプログラム内容を喜んでいただいています。
内容についての詳細を、ブログに掲載していますので、ご興味ある方はご覧ください。
http://merry-yumetamago.cocolog-nifty.com/formanyasmile/
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