全国生涯学習音楽指導員協議会 奈良支部会員 木村則子さん
■ 活動タイトル:絵本となかよくなろう! Ⅵ
■ 日時:2020年12月~2021年2月
■ 場所:奈良市西部公民館
■ 対象:5歳~小学校3年生 計21名
■ 活動内容
しかしこの講座を立ちあげるにあたり、どのように企画立案をしたらよいのか皆さん悩まれ、夜遅くまで何度も話し合いをして内容を固められたようです。私はこの講座の立ち上げの時は他の講座に関わっていたため、あまりお手伝いができませんでした。
準備期間を含め、開講当初から実践も通してさまざまな試行錯誤を繰り返し、より良い講座を目指して進めて来ています。お陰様で6年も続けていくことができました。
例年は年度の前半は2013年度から継続している「子どもスペイン講座」、後半は「絵本講座」を開催しています。年度の後半となると、クリスマスやお正月、節分など毎月行事があるので、季節にそった題材や奈良県に伝わるお話を読み聞かせしています。そして毎回クラフトを製作しています。
毎回講座のチラシを制作していますが、奈良市内の公立小学校や幼稚園に児童への配布をお願いしています。また昨年の講座に参加していただいた方々にはハガキでも案内し、リピーターの方が数名申し込んでいただきました。
質の高い音楽を柱とし、ただ読み聞かせをするのではなく、次のような特色を出しました。
今回の講座の期間が12~2月だったので、十二支をラップ調(!?)で順番に呼んでいきました。昨年度より指導員各自が図書館で絵本を借り、児童たちに自分で選んで読むという行為をもっと大切にしていきたいということで、休憩時間や講座の前後の時間に読んでもらっていました。
今年度は読書タイムと名付けて講座の時間内に設けました。講座は未就学児と小学生の区別はせずに進行していきました。クラフト製作では未就学児には多少困難な過程もあるので、任意で保護者の方に同伴していただきました。
今回の講座で紹介した絵本は
『くるみ割り人形 やさしいピアノの絵本』(キャサリン・ストア脚本 ダイアン・ジャクソン絵 中山知子訳)
『きょうりゅうたちのクリスマス』(ジェイン・ヨーレン作)
『げつようびになにたべる?』(エリック・カール作)
『いうなの地蔵』(奈良県の民話 紙芝居)
『おなべふ こどもしんりょうじょ』(やぎゅうげんいちろう作)
『大和のカエルと河内のカエル』(紙芝居)
『まほうのでんしレンジ』(たかおかまりこ原案 さいとうしのぶ作)
『いちねんせい』(谷川俊太郎作 和田誠絵)
『はるがきた』(ジーン・ジオ作)
などです。
また昨年逝去された安野光雅氏の絵本も紹介しました。
十二支を順番に呼んでいく時も反応が素早く、回を重ねる毎に声も大きくなっていたように思います。
クラフト製作では確かに未就学児と小学生では年齢差があったように思います。その時は付き添いの保護者の方が積極的になって子どもと一緒に製作していただきました。
初回の講座ではスタッフの声がけにも恥ずかしがっていた子もいましたが、回を増す毎にどの子も集中していたように思います。
6年続けて絵本講座を開催していますが、単に読み聞かせだけでなく、クラフトも製作しているので、毎回どんなクラフトがいいか悩むところも多少あります。活動を通して絵本の素晴らしさを毎回感じており、ますます子どもたちにいろいろな絵本を読んでもらいたいという気持ちが高まっています。
ただこれからの課題の一つとして、広報関係につき改善策を考えねばならない時期に来ています。今までは講座のチラシを市内の小学校で配布していただいていましたが、これからはできなくなるようです。そこでどのように講座を告知していくか、またSNSなどの発信も考えていかなければならないと感じています。
●生涯学習音楽指導員協議会奈良支部ウェブサイト
https://netnaraweb.wixsite.com/mysite-1
■ 活動タイトル:絵本となかよくなろう! Ⅵ
■ 日時:2020年12月~2021年2月
■ 場所:奈良市西部公民館
■ 対象:5歳~小学校3年生 計21名
■ 活動内容
【1.活動の背景】
先輩の生涯学習音楽指導員の先生方が新しい講座内容について会話をしていた際、「絵本と音楽を融合できたら良いのでは」というアイデアが発案されたのがきっかけで絵本講座が企画されました。しかしこの講座を立ちあげるにあたり、どのように企画立案をしたらよいのか皆さん悩まれ、夜遅くまで何度も話し合いをして内容を固められたようです。私はこの講座の立ち上げの時は他の講座に関わっていたため、あまりお手伝いができませんでした。
準備期間を含め、開講当初から実践も通してさまざまな試行錯誤を繰り返し、より良い講座を目指して進めて来ています。お陰様で6年も続けていくことができました。
【2.活動内容概要】
(1)スケジュールと広報
2020年度は新型コロナウィルス禍の中、当初6回の予定が4回となりました。公民館の研修室などの部屋を借りるのに、コロナ対策のために貸し出す部屋数が少ないことなどが理由です。例年は年度の前半は2013年度から継続している「子どもスペイン講座」、後半は「絵本講座」を開催しています。年度の後半となると、クリスマスやお正月、節分など毎月行事があるので、季節にそった題材や奈良県に伝わるお話を読み聞かせしています。そして毎回クラフトを製作しています。
毎回講座のチラシを制作していますが、奈良市内の公立小学校や幼稚園に児童への配布をお願いしています。また昨年の講座に参加していただいた方々にはハガキでも案内し、リピーターの方が数名申し込んでいただきました。
(2)内容とプレゼンテーションの方法
絵本の読み聞かせや紙芝居などは、市の公民館や色々な団体の主催で開催されています。では私たちが企画する絵本講座は「どのようなポイントをアピールしていけば特色を出せるだろうか?」「やはり音楽を一番のセールスポイントにするべきだ」と考えました。質の高い音楽を柱とし、ただ読み聞かせをするのではなく、次のような特色を出しました。
- 歌やピアノの生演奏を伴った読み聞かせ
- CDとプロジェクターやパネルシアターを使った展開
今回の講座の期間が12~2月だったので、十二支をラップ調(!?)で順番に呼んでいきました。昨年度より指導員各自が図書館で絵本を借り、児童たちに自分で選んで読むという行為をもっと大切にしていきたいということで、休憩時間や講座の前後の時間に読んでもらっていました。
今年度は読書タイムと名付けて講座の時間内に設けました。講座は未就学児と小学生の区別はせずに進行していきました。クラフト製作では未就学児には多少困難な過程もあるので、任意で保護者の方に同伴していただきました。
(3)扱う素材について
今回講座のチラシ制作の段階からテーマを決定し、それぞれのテーマにあった絵本を指導員それぞれが読み聞かせしました。絵本の選定はテーマから外れず、でも指導員の好みや思い入れの深い絵本を選びました。今回の講座で紹介した絵本は
また昨年逝去された安野光雅氏の絵本も紹介しました。
(4)子どもたちの反応
始めは緊張した顔の子どもたちですが、回を重ねるごとに和らぎ、こちらの問いかけに積極的に答えてくれました。読書タイムでは今回絵本を読んだ後にシールを貼って集める読書カードを作り配布しました。シールを選ぶ時の子どもたちの真剣な表情に思わず笑みが出てきました。十二支を順番に呼んでいく時も反応が素早く、回を重ねる毎に声も大きくなっていたように思います。
クラフト製作では確かに未就学児と小学生では年齢差があったように思います。その時は付き添いの保護者の方が積極的になって子どもと一緒に製作していただきました。
初回の講座ではスタッフの声がけにも恥ずかしがっていた子もいましたが、回を増す毎にどの子も集中していたように思います。
【3.今後の抱負】
コロナ禍での開催ということで椅子の配置や借りる部屋の広さなど例年以上に気をつけなければいけない事も多かったです。しかしその中でできる事を考えながら講座を進行しなければならないと思います。6年続けて絵本講座を開催していますが、単に読み聞かせだけでなく、クラフトも製作しているので、毎回どんなクラフトがいいか悩むところも多少あります。活動を通して絵本の素晴らしさを毎回感じており、ますます子どもたちにいろいろな絵本を読んでもらいたいという気持ちが高まっています。
ただこれからの課題の一つとして、広報関係につき改善策を考えねばならない時期に来ています。今までは講座のチラシを市内の小学校で配布していただいていましたが、これからはできなくなるようです。そこでどのように講座を告知していくか、またSNSなどの発信も考えていかなければならないと感じています。
●生涯学習音楽指導員協議会奈良支部ウェブサイト
https://netnaraweb.wixsite.com/mysite-1