活動事例

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【事例紹介】音と映像で楽しむ北欧紀行

全国生涯学習音楽指導員協議会 石川支部会員 江端玲子さん

■活動タイトル:〜音と映像で楽しむ北欧紀行〜
■日時:2018年9月30日~2021年3月27日
■場所:金沢勤労者プラザ4階音楽室、白山市松任学習センターライブシアター
■対象:小学生から大人まで 計53名

■活動内容

1.北欧の音楽をとりあげた背景

私が音楽大学に在籍していた頃、北欧フィンランドの作曲家「カスキ」(*1)の作品に出会ったのが最初のきっかけです。

初めて曲を聴いた時、妖精「トロル」(*2)が出てきそうな深い森や、水に穏やかな陽の光が反射している川の様子など、美しい北欧の風景が、頭の中に次々と浮かんできました。私が感じたこの感覚と素晴らしい音楽を、たくさんの方々へ伝え共有したいと思い、それ以来、北欧のピアノ曲を多く取り挙げ演奏してきました。

私が所属している生涯学習音楽指導員協議会石川支部の会議時に、私のピアノ演奏を聴いてくださった音楽指導員の仲間から、「北欧の音楽で何か講座を開いてみては」との提案をいただきました。

準備を進めることにより、自分自身の知識をさらに高めることができました。北欧音楽研究家の朝倉崇氏と、石川支部の先輩方からのアドバイスと協力も得て、無事開講にいたりました。

*1:Heino kaski (1885~1957)作曲家兼ピアニストでシベリウスに師事。
主にピアノ作品が多く、全音楽譜出版社よりピアノ小品集が既刊されている。
*2:トロル 北欧の伝承の中に登場する妖精

2.講座の内容

(1)北欧諸国をイメージしやすいよう、美しい景色や、食文化、雑貨なども映像(スライド)を使って紹介。演奏の合間にはそれぞれの国の気候、生活、文化芸術の話を織り込んで進めました。

(2)北欧の音楽に興味を持っていただけるよう、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、スウェーデン4か国の中で代表的な作曲家の作品と比較的良く耳にする有名曲を交え、ピアノで演奏。

<演奏曲目>
  • ペールギュント組曲より『朝』『山の魔王の宮殿にて』『ソルヴェイグの歌』
    E.グリーグ作曲 (ノルウェー)
  • 交響詩フィンランディアop.26(シベリウス自身によるピアノ編曲版)
    J.シベリウス作曲(フィンランド)
  • バレエ音楽「アラジン」より『祝祭行進曲』
    C.Aニールセン作曲(デンマーク)
  • バレエ音楽「山の王」op.37より『祈り』『羊飼いの娘の踊り』
    H.アルヴェーン作曲(スウェーデン)
  • 『うるわしのヴェルムランド』、『アスポケシュのポルスカ』
    ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル作曲(スウェーデン)

 


 

●江端玲子の北欧音楽ちゃんねる
https://www.youtube.com/channel/UCGuRmp59dHmKgzwEG52EICg

 

3.受講者からの感想☆

  • はじめて聴く曲もあったが、北欧の綺麗な曲に癒された。
  • スライドの映像を見て音楽を聴き、北欧に興味が湧き旅行に行きたくなった。
  • 近隣のバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の作曲家の曲も聴いてみたい。
  • スライドの説明とピアノでわかりやすかった。
  • 北欧の民族音楽なども聴いてみたい。

     

4.課題と解決策

通常、どのコンサートや講座でも開催日設定が一番エネルギーを要します。この日を目標に内容面の詰めと、動員計画や広告宣伝の準備計画などが決まるからです。

演奏者と関係スタッフのスケジュールを基準に会場探しを行いましたが、ピアノ演奏と映像(スライド)という設定のため、そこに見合う会場が限られており、その中での選択が課題の一つでした。

しかし今回は幸運にも希望する会場が押さえることが出来良かったですが、今後の活動を継続していくにあたって内容面と運営面の両輪をさらに一体化させていこうと思います。

講座当日は、石川県内に夕方台風が急接近するという天気予報でしたが、内容と休憩時間を短縮して終演時間を繰り上げ、お客さまが安全に帰宅できるよう対応しました。この経験を通し、主催者としてあらゆる想定をしていかに素早く対応するかが大切な事を学びました。

特に昨今のコロナ禍での感染症対策などでも、イベントの開催やスケジュールの変更を余儀なくされることがありますが、主催側は柔軟性が求められる時代になってきました。

5.今後の抱負

2021年3月27日、白山市松任学習センターライブシアターにてvol.2を旧称「音と映像で楽しむ北欧紀行」から新しい名称「音と映像で楽しむ北欧音楽紀行」として開催いたしました。

その理由は、一般の方々へ興味を持っていただける事、そしてより分かりやすい内容である事がタイトルから伝わる事です。

昨今のコロナ禍で、海外旅行も自由に渡航できない状況が続いている中、音楽やスライドの映像で、旅しているような気分になってもらえたら嬉しいです。あまり知られていない曲だからこそ先入観がなく、人それぞれ自由に感じて良いと思います。これからも北欧の隠れた名曲を、演奏を通じて紹介していきたいと思っております。

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