全国生涯学習音楽指導員協議会 九州支部会員 丸山慶子さん
■活動テ-マ 脳を刺激して、声を出して、音コミュニケ-ション
~「うたごえサフラン」~
■日時‥2019年4月~現在
■場所‥福岡市南区大池公民館 月2回 約90分
■対象‥60代~90代女性 16名
■活動内容
いつの間にか私より年齢の上の生徒が増え、人生の先輩達から色々な事を教えてもらうことも多くなりました。それぞれの生徒の多様性にも興味があり、教育とは違った観点から地域の方々が音楽を通して、相互のコミュニケーションができる機会を作りたく「うたごえサフラン」を企画しました。
実施した結果としては、外出の機会や人との関わりが少ない方も、この日のために おしゃれをして参加され、ランチを取りながら楽しむ光景が見え、歌の場面にも反映されました。
しかしさまざまな理由で月1回参加者が定着するのが難しくなってきた状況と、お店の閉店という状況も重なり、活動場所を新たに探す必要となりました。
参加者に利用されていた公共施設に交渉していただき、大池公民館という場所で第2の活動がスタートすることになりました。当時はピンチを皆チャンス変えられたと自負しています
・楽曲は、テーマ曲として『サフランの歌』(オリジナル曲)『四季の歌』『世界の名曲』『歌謡曲』『受講者からのリクエスト曲』
・曲が生まれた背景、歌詞の意味、音程等を中心に指導。
(例1)この広い野原いっぱい(小薗江圭子詞、森山良子曲)の歌詞の一部分「一つ残らずあなたにあげる」の歌詞で誰にあげる?と具体的なイメ-ジをもって歌う。
(例2)ウエルナー作曲とシューベルト作曲の二つの『野ばら』を歌う事で、その曲のニュアンスの違いを感じてもらう。
(例2)ポップスとジャズの演奏(丸山)。曲によっては弾き語りを行ったり参加者に一緒に歌ってもらう。
(例3)唱歌などをアレンジして、曲当てクイズやその曲の情景を皆で共有する。
・発声と体操を組み合わせ、ストリー性を持った曲で行う。
(展開例)講師との掛け合い、指示で進める
今日の一日として:朝起きる→大きなあくび→発声→バス旅行に出かける→やまびこヤッホー講師と掛け合い→大きく目を開けびっくり→それを見られてワッハッは~楽しいバス旅行から家に帰る深呼吸で終わり
上記を基に下記の流れで進めます。
テーマ曲『サフランの歌』で始め~表情筋体操~歌唱~鑑賞~歌唱~鑑賞~『今日の日はさようなら』を歌って終了。
音楽好きな方が多く、リクエストも幅広いジャンルから選ばれ、曲に対するエピソードなど聞くと数多く出てきます。
■活動テ-マ 脳を刺激して、声を出して、音コミュニケ-ション
~「うたごえサフラン」~
■日時‥2019年4月~現在
■場所‥福岡市南区大池公民館 月2回 約90分
■対象‥60代~90代女性 16名
■活動内容
1.活動を始めた背景
長年、幼児から児童を中心に音楽教育に携わってきておりましたが、近年は徐々に大人の指導が中心となってきました。大人は子どもと違って年齢や音楽に対する経験もさまざまです。いつの間にか私より年齢の上の生徒が増え、人生の先輩達から色々な事を教えてもらうことも多くなりました。それぞれの生徒の多様性にも興味があり、教育とは違った観点から地域の方々が音楽を通して、相互のコミュニケーションができる機会を作りたく「うたごえサフラン」を企画しました。
2.目的
- 歌うだけではなく、参加者や講師との音楽を通したコミュニケ-ションの場となること
- 今日は楽しかったと笑顔で帰る日が増え、生活向上の一助となること
3.具体的な内容
今までの幼児と児童に対するグループレッスンと大人の指導経験から下記の内容を企画し、指導しています。〇第1期:「うたごえ喫茶サフラン」~歌って,お喋りして、ランチして~
- ・月1回喫茶店にて5年実施
- ・1回70分、参加者10名程度、講師2名で担当(ナビゲーター)
- ・歌って、お喋りして、ゲストをいれた参加型
実施した結果としては、外出の機会や人との関わりが少ない方も、この日のために おしゃれをして参加され、ランチを取りながら楽しむ光景が見え、歌の場面にも反映されました。
しかしさまざまな理由で月1回参加者が定着するのが難しくなってきた状況と、お店の閉店という状況も重なり、活動場所を新たに探す必要となりました。
参加者に利用されていた公共施設に交渉していただき、大池公民館という場所で第2の活動がスタートすることになりました。当時はピンチを皆チャンス変えられたと自負しています
〇第2期「うたごえサフラン」サ-クル ~音楽の幅を広げ、仲間作りも楽しむ~
当初の目的は継続。発声練習と講師の生演奏を多く取り入れ、幅広い音楽の紹介と魅力を感じてもらうことを追加。- ・月2回:90分、大池公民館、講師2名(継続)ナビゲーター~指導中心
- ・全体担当は丸山 伴奏・演奏はK講師
- ・サークルになった事で参加者が自ら募集、運営を担当
<主な指導内容>
歌唱、鑑賞、表情筋体操の3つの内容で構成A.歌唱
・楽譜は使用せず、オリジナル歌詞を見ながら歌う。・楽曲は、テーマ曲として『サフランの歌』(オリジナル曲)『四季の歌』『世界の名曲』『歌謡曲』『受講者からのリクエスト曲』
・曲が生まれた背景、歌詞の意味、音程等を中心に指導。
(例1)この広い野原いっぱい(小薗江圭子詞、森山良子曲)の歌詞の一部分「一つ残らずあなたにあげる」の歌詞で誰にあげる?と具体的なイメ-ジをもって歌う。
(例2)ウエルナー作曲とシューベルト作曲の二つの『野ばら』を歌う事で、その曲のニュアンスの違いを感じてもらう。
B.鑑賞(2パターン)
(例1)クラシックの名曲から聴きやすい曲を選曲し、その作曲者やエピソード等を交えて生演奏する。(K講師)(例2)ポップスとジャズの演奏(丸山)。曲によっては弾き語りを行ったり参加者に一緒に歌ってもらう。
(例3)唱歌などをアレンジして、曲当てクイズやその曲の情景を皆で共有する。
C. 表情筋体操
・歌う前に声が出やすくする為、ウォ-ミングアップとして取り入れる。・発声と体操を組み合わせ、ストリー性を持った曲で行う。
(展開例)講師との掛け合い、指示で進める
今日の一日として:朝起きる→大きなあくび→発声→バス旅行に出かける→やまびこヤッホー講師と掛け合い→大きく目を開けびっくり→それを見られてワッハッは~楽しいバス旅行から家に帰る深呼吸で終わり
上記を基に下記の流れで進めます。
テーマ曲『サフランの歌』で始め~表情筋体操~歌唱~鑑賞~歌唱~鑑賞~『今日の日はさようなら』を歌って終了。
<指導にあたっての留意点>
丸山が中心に進めていますが、K講師にも演奏以外でも会話に入ってもらい、皆で共有できる場にしています。また指導者が一方的にならないよう、ある場面では皆さんへお話する機会も取り入れ、時々横道にそれてしまうこともありますが、柔軟に対応しています。4.受講者の反応
コロナ禍で家にいることも多くなり、この機会が良いひと時となるという事で楽しみに来てくださいます。受講者は地域での活動・お稽ごとの先生・海外在住等さまざまな立場の方々がいるので、話題が豊富で明るく笑いが絶えません。音楽好きな方が多く、リクエストも幅広いジャンルから選ばれ、曲に対するエピソードなど聞くと数多く出てきます。