


生涯学習とは永遠の仲間づくり
【市原市合唱連盟会長 勝又訓子さん(千葉県)】
『生涯学習とは、自らの地域で生涯をどう生き、どう生きていたいか、その活動は永遠の仲間づくりの場である』。これは平成11年度、C級第一日目の岡本包治先生の言葉です。
自分が地域の中で、一生楽しく音楽活動を続けていくための学びの場として、軽い気持ちで始めた学習でした。この日から始まった今日に至る私の音楽指導員活動は、この言葉に支えられ、この言葉を目標にすごしてきたように思います。
C級講習会で、おそらく生涯活動を共にするであろう仲間にめぐり合いました。一人は、同じ楽器店から参加し、共にサークルを立ち上げ、演奏活動も共にしている仲間。もう一人はA級講習会までを共に学び、ネットワーク全国の副代表として苦楽を共にしている邦楽の先生。お二方ともこの講習会に参加しなければ、決してめぐり合わなかった方たちです。
B級に進む頃、県単位のネットワークを立ち上げました。それに伴い県内の指導員の方たちとまた新たな出会いを得て、文部科学省の委託事業や文化庁の派遣事業を実施できるようになると、指導員同士の輪がひろがり、更に地域の中で様々な音楽活動に参加できるようになりました。
A級の資格取得のための学習(修了研究レポート)は大変でしたが、全国の共に学ぶ刺激的で魅力的な仲間の存在は、第一期生としての誇りと責任感とともに、現在も活動の大きな支えとなっています。
私にとっても多くの仲間を得たC級からA級までの講習会参加でした。
A級取得後、地元の小学校の特別非常勤講師や、保健センターの講師などの依頼を受けるようになると、市行政に指導員の認知も進み、活動への理解も得られるようになりました。
これからも、自分が生きて暮らすこの時代と地域に、音楽を通して貢献していくための精進と努力を尽くして行きたいと思っています。