活動事例

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【事例紹介】「音楽×〇〇」から生まれる子どものための地産地消音楽活動

地域音楽コーディネータ― 東京都 戸田美保さん

■活動テーマ:「音楽×〇〇」から生まれる子どものための地産地消音楽活動
事例「星空コンサート」
表/星空コンサート チラシ
表/星空コンサート チラシ
■日時:2020年2月24日
■場所:東京都三鷹市公会堂光のホール
■対象:0歳から大人まで

■活動内容:

1.活動を始めた背景

赤ちゃんの頃から親子で音楽を自然に楽しんでもらいたいと願い、子育てサークルでのリトミック指導、幼稚園でのイベント等を行っていました。 「星空コンサート」は、約15年前から行っている0歳から楽しめる「おんがくあそびコンサート」が発展した企画です。「音楽と子どもの育ち」をキーワードに地域のネットワークで「星空コンサート実行委員会」を立ち上げました。

メンバーは、ピア二スト、音楽教育家、宇宙を子どもたちに伝える理学博士、子育ての中に花のある暮らしを目指す花育家、アートでエールを贈る美術家団体など様々な分野の専門家で構成されています。

2.企画にあたって

開催1年前の会場決定が準備開始時期です。イベントの核となる理学博士、ピア二スト、プロデュースの私が提言者となり、会場の規模でプログラム内容を決定しました。

企画書の作成後、出演者の決定、SNS担当や会計等事務、全体のイメージ調整、当日のおもてなし&ゲストコントロールなど役割を分担します。特に今回はクラウドファンディング、電子チケットの導入などにチャレンジしたので事務全般の担当者も設定しました。

各所への後援申請、小学校やPTAへの説明や調整、クラウドファンディングの準備などでは、あらためて地域のさまざまな職務の方が関わってくださることを認識しました。地域イベントということもありSNSだけでは不足するため、 チラシの配布を公共施設、各学校など各所に出向いて配布依頼。子供たちが学校で受け取ったことを近隣の親たちから報告いただくこともありました。

3.「星空コンサート」とは

(1)目的

地域の子ども向けのプログラムとして豊かな心の育みを促すことを目的としました。
今回は「音楽と宇宙」というテーマの基、音楽と共に星空の映像をとおして宇宙のふしぎ、地球のふしぎ、命のふしぎを感じてもらう企画です。

(2)内容

全体約90分の2部構成。
1部: 吹奏楽クラブ演奏(小学生)
パプリカ、君をのせて
新体操クラブ演技(小学生~大学生)、ピアノ演奏~新体操演技と共に~
月の光~ベルガマスク組曲~、星を題材した邦人の曲
2部: 星空コンサート
ステージ背面にプロジェクターで星空や宇宙の映像を投影。自分たちのいる場所(三鷹の空)からどんどん宇宙の果てまで飛び出し、星座をみたり月をみたりしながら地球へ帰還するストーリー。
太陽の周りを地球がまわった回数は自分の歳の分だけなど、類まれな確立で命が誕生していることを自然に感じさせてくれる内容。
星空ナビゲーターは、投影室より観客に話しかけ、ピアニストは、星空ナビゲーターと会話をするように演奏。
主な曲は、きらきら星変奏曲、幻想即興曲など親しみのあるクラシックのほか、星を題材にした邦人の曲。

(3)広報宣伝

当日は、0歳から大人まで幅広い世代約600人が来場。活動資金については、主に地域のクラウドファンディング窓口FAAVO東京三鷹(まちづくり三鷹)をとおしてクラウドファンディングを実施。
https://camp-fire.jp/projects/view/289450?list=search_result_projects_populer

広報宣伝については、SNSによる拡散、公共施設でのチラシ配布に絞りました。電子チケットを採用したため、SNSからチケット購入への導線が自然にできました。

チラシ制作は地域で子育てをしている方に依頼しました。身近に親の仕事を見て感じることができるからです。自然な形でのキャリア教育になり、知っている人が、どこかでつながっているイベントは、愛着をもって参加することができ、地域への関心も育まれます。

4.お客様の声

  1. 難しいと思っていたクラシックが、美しい演技といっしょに見られて子どもが夢中になっていました。
  2. 星空の映像を見ながら音楽を聴いているのに、親子で、友達と感想を「つぶやきながら見てもいい」、と言われて驚きでした。口にすることで同じものを見ているのに、感じるところが少し違うことにもびっくり。新鮮でした。
  3. 小学生の吹奏楽団の演奏に胸打たれました。こんなに一生懸命に演奏する小学校が地域にあるんだ!と感動しました。

5.課題

継続していくことが重要なことを実感しています。ネットワークのメンバー、会場、時代や環境など、変化を楽しみつつ、その時代の状況を客観的に感じ取り、求められていることは何か情報をキャッチしていくことが課題です。

地域イベントは、収益を目指すものではなく、今に貢献する未来への活動として位置付けています。企画者も参加者も互いに満足を充たすために必要な価値観や行動を発見し、共感しながら進めることが必要だと考えます。 今回はクラウドファンディングという形態を採用しました。今後も主催者は企画実行の方法を探求していきたいと思います。

6.今後の抱負

地域以外の方々も関心をもってくださることがあります。現在の地域でのノウハウを糧に、新たな地域の皆様との「音楽×〇〇」を心掛けたいと思います。「○○」は、今後の出会いから生まれるものでありたいと考えています。 音楽は、言葉、スポーツ、科学など、分野を横断したコラボレーションを高める力をもっています。賛同いただける方々の活動が輝き、その方々らしい発見ができるのではないかと期待します。




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