活動事例

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【事例紹介】もっと声を響かせて、もっと声を楽しんで

地域音楽コーディネータ― シンガーソングライター兼ボーカルコーチ、
ゴスペルコーラスグループゆいまある“yuimarl”ディレクター
東京都 山路唯さん

■活動テーマ:もっと声を響かせて、もっと声を楽しんで
もっと声を響かせて、もっと声を楽しんで
もっと声を響かせて、もっと声を楽しんで
■日時:2002年~現在
■場所:首都圏ヤマハ大人の音楽教室各拠点、都内スタジオ、ふらっと馬橋、セシオン杉並など
■対象:小学生~大学生、一般20代~70代

■活動内容

1.活動を始めたきっかけ

私が最初にゴスペルと出会ったきっかけは高校2年生の時に、『天使にラブ・ソングを 2』(1993年公開されたアメリカ映画)をテレビで見たことです。初めて触れたゴスペルという音楽に驚き、人と人とが祈りを歌い上げていく力強さに魅了され、私もいつかあの中で歌ってみたいと心に嵐が起こったのを覚えています。しかしその時は何故か自分で一歩を踏み出すことができませんでした。

その後、進学した学校の授業で実際にゴスペルを歌い学ぶ機会があり、またヤマハの講師資格を取得した時にボーカルコースだけではなくゴスペルコースも指導することになりました。これは神様が私にゴスペルを歌う計画を与えてくださっていると確信し、そこから私とゴスペルとの運命の積み重なりが始まります。指導している生徒達とクワイヤー(聖歌隊)を結成したり、多くのご縁から、地域や神学校でのワークショップ依頼や、ライブ出演のお誘いをいただいたりしながら、現在に至っております。

2.具体的な活動

(1)自治体との連携事業

A.高円寺地域区民センター協議会との連携事業

2015年、東高円寺にあるセシオン杉並という杉並区運営の複合施設でのロビー・ゴスペルコンサートを行ったことが始まりです。

2016年より、高円寺地域区民センター協議会主催講座の講師として「ボイストレーニング講座」を2020年まで担当しました。区内在住・在勤・在学の方40名程を対象に、声を鍛え、健康促進に役立てていただくということを目標に指導しました。5年間とも3回完結の講座でしたので発表会などを行う機会はありませんでしたが、前回がとても楽しかったからという理由で次の年も継続して応募してくださる方がたくさんおり大変嬉しかったです。


B.「杉並区コミュニティふらっと馬橋」でのボイストレーニング

上記の講座を受講いただいた方々の中から毎月継続してレッスンを受けたいという要望があり、2018年に自主クラスとして立ち上げました。その後、この内容が杉並区民の健康維持や文化的活動に繋がるとして、2020年より「杉並区立コミュニティふらっと馬橋」の自主事業として生まれ変わり、現在は区が広報宣伝を協力してくださっています。ですので、ボイストレーニングをさらに身近なものとしてお伝えできると思っています。


<内容>
現在は第2・4木曜日の13:00~14:30に、50代~70代の生徒約15名を指導しています。

〇テーマ:「日常生活に直結するボイストレーニングを楽しく学ぶ」
声を出すために下記の3点をポイントにしています。
  1. 必要な身体の使い方・鍛え方
  2. 会話において重要となる発声・発音
  3. レッスン後半に学んだボイトレを使いながら楽曲を歌う


現在のコロナ禍、歌うチャンスがあまり無いという点も考え、歌も楽しみながら続けられるというスタイルにこだわりを持って実施します。それぞれが持っている声の成長具合で、課題がどんどんと変化しますので、いつでも新しい学びを伝えたいという私の考えから受講期間は特に決めておりません。始めてから、もうすぐ丸4年という生徒もたくさんおり大変光栄に感じます。


(2)ゴスペルワークショップ

これまで様々なワークショップを担当してきましたが、1番大きなものとしては、「NYマクドナルドゴスペルフェスト」(*)に出演するクワイヤーメンバーを募り、ディレクターとして指導したことです。

*)NYマクドナルドゴスペルフェスト:マクドナルドの支援のもと1983年に発足したアメリカニュージャージーで毎年開催されるゴスペルのフェスティバル。地域の教育の機会を支援する募金活動も行っている。


この募集に協力いただいた「ワーシップ!ジャパン」という団体とのご縁で、「NYマクドナルドゴスペルフェスト」が終了した後も、継続してクラスを持つ事となり、2015年~2017年の3年間、毎月2回、池袋芸術劇場の練習室や池袋のレンタルスタジオで指導しました。対象は宗教とは関係なく「ゴスペルを歌ってみたい」と思っている方々で、2017年には他クラスのメンバー、担当されている先生方と一緒に、赤坂教会にて発表会も行いました。


ゴスペルクワイヤ ゆいまある“yuimarl”



私が主宰している Gospel Choir「 ゆいまある“yuimarl”」は2007年に結成しました。その当時の生徒達とライブに出演したり、歌うことで社会貢献となるようなボランティアをしたいという気持ちから活動を始め、今年で15年目を迎えます。

「ゆいまある」とは協力し合うという意味の沖縄の方言で、私のファーストネーム(唯)とも関係づけ、歌声を結び合わせようという願いをこめています。

メンバーは男性女性半々で、社会人、主婦、専門職など職業はさまざまです。練習は新宿、池袋、横浜の各会場で、月2回・1時間半ずついそしんでいます。イベント企画や選曲はディレクター(リーダー)の私が中心になって行いますが、全員で役割分担を決め協力して取り組みます。

レパートリーはゴスペルの他にも、マイケル・ジャクソン、ベット・ミドラー、クィーンなどの洋楽ポップスや、『花は咲く』、『翼をください』などの日本のポップスも歌っています。本来の宗教音楽という枠だけに囚われずに、「メッセージ性を強く持つものであれば、どんどん歌おう」という理念で練習をしています。活動場所は東京都内を主に、横浜、仙台など地方で開催されるゴスペルイベントへの出演やチャリティーライブ等の実施、福祉施設でのボランティア活動も行っています。

メンバーからの声としてよく聞くのは、
  • 「最初はただレッスンを受けてみたいだけだったが、レッスン以外で、普段得られることができないステージにあがる機会とその楽しさや、ボランティア後の感動を経験して、今ではただの習い事ではなく、本当に大切な時間になっています」
  • 「みんなで歌って達成感を味わい、その後の打ち上げも色々と盛り上がって、今までになかった楽しみを持てていると思っています」
などが多く、大変嬉しく感じています。
リーダーとしてこのような声をいただくたびに、ますます気合を入れて指導していかねばと、ハチマキを締め直しています。


 





3.課題と抱負

(1)課題

ボイストレーニングの必要性の認知が、まだまだ低いように感じています。日本では一般的に歌うためのトレーニングと思われがちですが、海外では政治家や企業家たちが自分を磨く手段としてボイストレーニングを用いるということをもっと知ってもらいたいと思います。また「ゴスペルソングを歌うこと」をさらに広めて行きたいと思いますが、どうしても宗教音楽として受け入れられない点があり、ここをどのように改善させていくかが課題です。

(2)抱負

ひとりひとりが持つ、世界にたった一つしかない声を使って、笑ったり、会話したり、歌ったり…声を心地よく響かせ、楽しんで過ごしていただけるように、そのお手伝いができるよう心がけています。

そして私自身もその声を使って多くの方と一緒に歌うこと、それが指導者、演奏家、コーディネーターとしての夢です。ここをご覧いただいている皆さんに、お会いできることを楽しみにしています!


(2022年9月29日公開)

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