活動事例

地域音楽 コーディネーター 活動事例
【事例紹介】人生を変えるコーラス

地域音楽コーディネーター コーラスグループ「SUVACO」指揮者 8story代表
大阪府 八尾ちなみさん

■活動テーマ:人生を変えるコーラス
山本能楽堂でのコンサート
ライブ風景
■活動開始時期:2013年1月~現在
■場所:リーガロイヤルホテル「クリスタルチャペル」、天満教会、山本能楽堂、レストラン会場
■対象:40代~60代の女性

■活動内容

1.きっかけ

私は元々、大阪音楽大学短期大学部にてミュージカルを学び、その後喜歌劇楽友協会の団員として舞台経験を積んでおりました。司会者が本業なので、音楽はあくまでもライフワークです。

そんな人生を過ごしていたとき、ある友人が「ちなみさんがコーラスグループを作ってくれたら入るのになあ」とその一言がきっかけで、ブログやFacebookで募集したところ、20名の方々が集まってくれました。

プライベートなことになりますが、2006年に国の指定難病である潰瘍性大腸炎になりました。入退院を繰り返していく中で、生きていることの有り難みを実感し、「やりたいと思ったことは、とにかくやるべし!」という生き方、考え方になりました。

結果的にコーラスグループ「SUVACO」は、心身ともに私のバランスを取ってくれる大切な存在となりました。「SUVACO」の由来は巣箱です。音楽を通して成長し羽ばたいていってほしい、そしていつでもみんなが安心して帰ってこられる場所「巣箱」でありたいという願いを込めて名付けました。

2.具体的な内容

(1)団員

メンバーは女性限定で40代から60代という年齢層で構成されています。理由は私が男声合唱にほぼ縁がなく、女性しか教えることができないということ。また仕事の繋がりの女性起業家の方々や何らかの形で仕事や趣味に励んでいる方々ばかりです。仕事や子育てをしながら歌いたい世代が集まっています。

初心者も大歓迎!楽譜が読めない人もたくさんいます。学生時代コーラス部だった方、歌うということ自体初めてという人もいます。募集はブログ・FacebookなどのSNSを通じて行いますが、実質メンバーの紹介によるものが多いです。

練習やコンサートの様子など、随時SNSに更新しておりますし、その様子を見て興味を持ってくださるようです。またコンサートにお客様としてお越しいただき、「感動したので自分も歌いたくなりました!」という入団動機の方もたくさんいらっしゃることは、本当に光栄です。

(2)内容

練習は大阪市内で、月2回第二、第四木曜日の午前中2時間行っています。ノンジャンルでクラシック・ポップス・ミュージカル・ゴスペルなど幅広いレパートリーを歌います。一例を下記にあげます。

<クラシック>

  • オラトリオ「メサイヤ」より『ハレルヤコーラス』(ヘンデル曲)
  • 『A Little Jazz Mass』(ボル・チルコット曲)

<ポップス>

  • NHK連続テレビ小説 2011年「おひさま」のメインテーマ『おひさま~大切なあなたへ』(渡辺俊幸曲)
  • 組曲「惑星」より『ジュピター』(G.ホルスト曲)

<ミュージカル>

  • ミュージカル「キャッツ」より『メモリー』(アンドリュー・ロイド・ウエバー曲)
  • ミュージカル「レ・ミゼラブル」より『民衆の声が聞こえるか』(クロード=ミシェル・シェーンベルク曲)

<ゴスペル>

  • 映画「天使にラブソングを」(ウービー・ゴールドバーク主演)より『I will follow him』 、『Joyful Joyful』
時には手話歌やダンスを行うこともあります。コンサートは元々、八尾ちなみリサイタルwithコーラスグループ「SUVACO」という形でスタートしたのですが現在は逆転し、コーラスがメインで、私のソロを少しというプログラムになりました。

会場は最初に記してありますホテル、教会、能楽堂、レストランなどいろいろな所で開催しています。開催するにあっては、毎月月謝とは別に積立金を徴収し、団の必要経費として、本番の資金などにあてています。





(3)団員の感想

  • こんなコーラスを探していました!
  • 歌うことが楽しくてたまりません
  • ちなみさんの指導が楽しすぎます
  • 歌ったり笑ったり、いつも忙しい(笑)
  • いつも素敵な場所でコンサートができて嬉しい
  • 周りのみんなからSUVACOのことを羨ましがられます

3.抱負

現在団員の人数、運営も安定しているのでこの状態を維持していきたいと考えています。コンサートに来てくださったお客様が決まっておっしゃることがあります。「SUVACOの皆さんは、本当に幸せそうに歌うよね!」この言葉は、音楽を愛してやまない私たちへの、最大の賛辞だと思っています。

私たちはコンクールを目指すような団体ではなく、仕事や家庭とのバランスを取りながら音楽を楽しんでいるグループです。これからもドレミに感謝し、ドレミを楽しみ、ドレミを味わう歌声を奏でていきます。SUVACOのメンバーであることで、毎日が豊かになるグループであり続けます!


ブログ https://ameblo.jp/botamochi-88/entry-12401049135.html

Instagram https://www.instagram.com/suvacolove/


(2023年2月27日公開)


※ 皆さまの活動を掲載しませんか? ご希望の方は、下記のページをご覧ください。
「皆さまの活動を掲載しませんか」

※ 音楽文化創造では、地域音楽コーディネーター資格取得の養成講座を実施しております。詳しくは下記をご覧ください。
「地域音楽コーディネーター」

#音楽祭、コンサート
#歌、合唱

その他の記事

               
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】地域参加型バリアフリーコンサート「Galaxy Concert 2022‘」
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】チェロを通じた子供同士の交流と、地域との音楽交流
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】時代の変化に対応する音楽活動
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】すべての方々へ音楽のおしゃべりで楽しい時間を届けたい
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】一期一会の仲間と一緒に、組曲を味わい尽くす1年間
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】音楽をハブにして“人”を“街”を元気にする
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】若手が活躍!文化芸術で地域を楽しく美しく元気に!
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】「ギターが弾ければ世界はひとつだ」「広島から愛を叫ぶ」
地域音楽 コーディネーター
小児がんの子どもたちを応援するチャリティーコンサート(4月29日)
地域音楽 コーディネーター
講座受講者インタビュー㊱
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】親子で気軽に楽しめる民謡喫茶~日本民謡の魅力を子供たちの心に伝えるために~
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】誰もが自分の人生を奏でられる社会を創る
地域音楽 コーディネーター
講座受講者インタビュー㉟
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】夏休み子どもミュージカル体験 「美女と野獣」
地域音楽 コーディネーター
コラボコンサート~桜の宴~(4月6日)
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】音楽を通じて、心の豊かさと日本文化の素晴らしさを伝えていきたい
新しい方角(邦楽)
次世代の人々への架け橋に
地域音楽 コーディネーター
【事例紹介】空間×音楽