活動事例

地域音楽 コーディネーター 活動事例

【事例紹介】一期一会の仲間と一緒に、組曲を味わい尽くす1年間

(2023年03月27日公開)

地域音楽コーディネータ― 合唱集団EARTH代表
神奈川県 須永恵理さん

■活動テーマ:一期一会の仲間と一緒に、組曲を味わい尽くす1年間
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■活動開始時期:2019年~現在
■場所:神奈川県川崎市を中心に東京都区内他
■対象:10代~60代 計30名(現在までに約70名参加)

■活動内容

1.きっかけ

合唱集団EARTHは2019年、声楽家・指揮者の鈴木智士先生が川崎市のホールで「カンタータ土の歌」(大木惇夫詞、佐藤眞曲)全曲を歌いませんか、という企画として始まりました。
この曲の終楽章「大地讃頌」は中学校の教育現場でも取り上げられる有名な合唱曲ですが、全曲通して歌った経験のある人は少ないのです。私はこの企画に賛同し、一般参加したことが今の活動のきっかけとなりました。
団体名は土の歌→地球→EARTHという意味合いを持って決定しました。

「土の歌を歌う!」という熱意だけで始まった合唱団です。この曲全体を通して歌ってみるとその魅力はとても深くて、この魅力を他の作品でも味わいたい!と思いのもと継続することが決まりました。
そのときに鈴木先生と居住地が近く、練習会場の工面などいろいろと事務面でご協力できる環境だったことから、代表となりました。


2.具体的な活動

(1)団員募集に当たって

2019年に始動する際は、下記の流れで進めました。
ⅰ.需要調査をTwitterのアンケート機能で行う。
ⅱ. イベント告知サービスツイプラTwiPla(*1)で仮募集を行う。
その結果、人数が集まりそうということで本募集へ。
*1)イベント告知サービスツイプラTwiPla:https://twipla.jp/pages/guide
ⅲ.本募集の実施
日頃からTwitterで交流をしている音楽仲間(年代も様々)が多く、こういった企画に参加してくれるフットワークの軽いメンバーに助けられて、合唱集団EARTHというプロジェクトが始まりました。
今は日本全国のイベントサイト「オケ専(*2)」等のプラットフォームにも募集を出していますが、やはりメインはTwitterです。
*2)日本全国のイベントサイト「オケ専」:https://okesen.snacle.jp/articles/entry10929

(2)合唱集団EARTHとは

合唱集団EARTHは、1シーズンごとにメンバーを募る連続企画型合唱団です。参加者は毎期自分の意志とスケジュールに合わせて気軽に参加することができます。
目的は合唱で人とコミュニケーションができる雰囲気を維持できるように努力しています。また楽曲を味わいながら楽しく歌うことを大切にしています。欠かせないのはTwitter。ハッシュタグ「#地球練」で練習の様子を時に面白く、時に真面目にアウトプットしています。
単発の企画から連続型になったことで川崎市合唱連盟に加盟し、合唱祭にも出演しています。練習は月2~3回、川崎市内や東京23区内で、主に午後から夜の時間にかけて行っています。

(3)コンサート

下記に今まで開催したコンサートをご紹介します。
〇2020年1月11日 創立記念演奏会REVENGEは台風19号の影響で演奏会が延期となりました @サンピアンかわさき(神奈川)
〇2020年10月17日 言の葉とめぐる旅 @サンピアンかわさき(神奈川)
〇2021年10月30日 言の葉とめぐる旅2021 @大田区民プラザ(東京)
〇2022年11月12日 第2回演奏会 @成増アクトホール(東京)

(4)代表として

EARTHの企画(スケジューリングやプログラミング)は鈴木先生ご自身がされ私はその補佐として練習の進行を調整、渉外・会場押さえ等、裏方をいろいろと担っています。
とはいえ、EARTHの運営はメンバー主体で、例えば最近の選曲は、基本的に団員の人気投票を踏まえて決めています。
2022年(4期)は初めて組曲二つに取り組んだのですが、作曲家の小栗先生からのオファーもあって「あがだんぶり」をやるのは先に決めていて、もう一曲のIN TERRA PAXは投票で決めました。
団員から募った歌いたい曲リストが結構な量あるので、期ごとに1組曲だと全然消化できそうにないです。川崎市合唱連盟に加盟していることもあり、夏のミューザ川崎市民合唱祭、冬のコーラルフェストかわさきへは、演奏会の前段の、中間発表の場として出演しています。
年一回の演奏会について、2020年・2021年は他団とのジョイントコンサートという形で開催してきましたが、より自由度高く、EARTHらしく進めていきたいという鈴木先生との意見の一致で、2022年から単独で演奏会を開催することにしています。

(5)聴衆、会場側の反応

2022年の第2回単独演奏会では、団員やゲスト団体メンバーの層の幅広さもあいまって10代から90代まで幅広いお客様にご来場いただきました。
混声合唱団ということで男女バランスも半々くらいの印象です。動員の基本は団員の声かけですが、SNSや他の演奏会にチラシを挟み込み、様々な広告媒体を通しての宣伝効果が見られてうれしいです。
ゲストに男声合唱団WAKAGE NO ITARI(*3)と女声合唱団フルールハーモニー(*4)を招き、彩りの良い演奏会だったと好評でした。演奏だけでなく、指揮者同士や作曲家小栗克裕先生とのトークを挟み、歌だけでなく団体や作品のことも知ってもらえるような演奏会になったと思っています。
*3)WAKAGE NO ITARI:https://choruswakagenoitari.com/
*4)フルールハーモニー:https://fleurharmony.wixsite.com/home

3.抱負

演奏会ごとにメンバーを募集するという活動の性質上、新規参加者と4期までの活動に全て参加してくださっている方との調和を一番大切にしています。
それは音楽レベル・選曲だけでなく、お互いのコミュニケーションと一体感作りです。収支面もそろそろテコ入れが必要だと思っています。もともと単発企画として始まりましたが、もう5期目になります。
毎回メンバーの変動があるので正直先読みしづらいのですが、安定した収支につなげていけるよう頑張りたいと思います。

3期までは王道の合唱曲集を取り上げてきたのですが、4期では小栗克裕先生の「混声合唱とピアノのための組曲「あがだんぶり」〜青森の方言によるコンポジション〜」を関東初演作品として取り上げました(初演は2008年に青森にて)。
演奏会はその都度メンバーが変わるので毎期は難しいかもしれませんが、時にはチャレンジングなプログラムに取り組んで、王道合唱曲とは違った満足感を味わってほしいと個人的に思っています。
また、EARTHの体験会として、一日で組曲を仕上げる講習会のような企画等構想等、いろいろ検討中です。実現できるように一歩ずつ歩んでいきたいです。

合唱集団EARTHに興味を持っていただければうれしいです。2023年11月12日みなとみらいホールにて第3回演奏会を行いますので、是非一緒に歌いましょう!
今期は「混声合唱組曲―ティオの夜の旅」(池澤夏樹詞、木下牧子曲)を全曲歌います。

▼お問い合わせはこちらから
https://sites.google.com/view/chorusearth

(2023年3月27日公開)


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