活動事例

地域音楽 コーディネーター 活動事例

【事例紹介】彩り豊かな人生を奏でるための健やかな音楽教育

(2024年04月08日公開)

地域音楽コーディネーター クラリネッティスト、Time Art 主宰 アレクサンダー・テクニーク教師 奈良県 谷上真実さん

カフェ・コンサートクリスマスLIVE 筆者中央
カフェ・コンサートクリスマスLIVE 筆者中央
■活動テーマ:
彩り豊かな人生を奏でるための健やかな音楽教育
■目次:
■活動開始時期:
2005年~現在
■場所:
奈良市アートサロン空、アートホールTimbre他関西圏内の会場、音楽とアレクサンダー・テクニークの教室【TimeArt】
■対象:
プロ、アマチュア音楽家、アーティスト、一般
■活動内容

1.きっかけ

音楽大学卒業後、しばらくは演奏技術を高めることにしか興味がありませんでしたが、音楽の社会的、個人的意義を考えるようになり演奏スタイルを模索していました。
地元・奈良でサロンコンサートを主催し始めたのが2005年です。以降、定期的に室内楽コンサートを開催しています。クラシック以外のジャンルの演奏家とも共演することで、新しさや音楽の多様性もお届けしています。結婚、出産後、このまま演奏とレッスン仕事を続けるには、自分に何か付加価値を付ける必要がある、演奏レベルも指導力もアップしたいと悩んでいるときに出会ったのがアレクサンダー・テクニーク(*)です。
どんどんうまくなる自分にワクワクし、悩みながらも、惰性ではなく着実に自分の足で人生を歩んでいる実感が持てました。人間にはいくつになっても学び成長したいという欲求があるのです。

*)アレクサンダー・テクニーク:朗唱家であったF.M.アレクサンダー(オーストラリア1869‐1955)が自身の声の不調を改善するために研究し発見した、人間の動きと思考に関する気づきのプロセス。日本には下記の協会がある。日本アレクサンダー・テクニーク協会(JATS)https://www.alextech.net/about-jats/introduction/

2.具体的な内容

A.Time Art文化祭

(1)目的

コロナ禍で発表の機会が激減したとき、音楽への情熱をどこへ向ければよいのか?音楽でつながっていた人間関係も疎遠になり少し寂しい思いをしていました。そこで思いついたのが、誰でも一緒に合奏して、アンサンブルを楽しむ時間と場の提供でした。大人数が集まるのはNGな時期でしたので、身近な生徒さんや音楽好きに声をかけるところからスタートしました。 家族や世代を超えて一緒に音楽を楽しみ、音楽仲間との出会いや交流が目的です。音楽への好奇心、アンサンブルで得られる協調性、主体的な学習姿勢も、回を追うごとに活発化してきています。

(2)内容

友人、ご家族などの参加者とともに『合奏』を楽しむ会です。
文化祭のようにワイワイとアンサンブルやソロなど人前で演奏を披露したり、音楽談義を楽しもうと2021年9月23日に初開催しました。以降、毎年9月23日に、どなたでもどんなレベルでも様々な楽器との合奏を楽しめる文化祭として奈良・学園前のアートサロン空で開催しています。1日完結型で、合奏練習後、本番をします。ソロ演奏、ワークショップなど自由参加のコーナーもあり、演奏仲間との出会いや交流を楽しみます。
他楽器とアンサンブルしたい方、人前で演奏したい方、音楽が生活の一部な方々が集まり、楽しい時間を共有します!今年も開催します。お気軽にお問い合わせください♪

B.コンサート

元々、大ホールで聴く演奏会よりも、小規模な会場で演奏者がトークを交えながら至近距離で、演奏者の息遣いや人となりがわかる室内楽コンサートが好きでした。かれこれ20年ほどカフェライヴや、小さなホール、サロン等でコンサートを開催しています。「癒された」「解説があってより曲が楽しめた」「クラリネットと○○って合うんですね!」などお客様も受け身ではなく主体的にコンサートを楽しんでいることが分かるフィードバックを頂くのが嬉しいです。毎回異なる様々な楽器奏者と共演することで、私自身も新鮮さと学びを、お客様にはクラリネット以外の楽器の音にも触れていただき、自分の知らない世界(多様性)への理解と固定観念の一掃、知的好奇心を提供しています。

C.アレクサンダー・テクニークを使って

刺激に対する反応や過緊張(思う様にうまくいかないこと)に対し、無意識の動きのパターンなどを変えることで、自分自身を最大限うまく使えるようにするスキルを磨きます。原理に基づき、機能的な身体の使い方や、建設的な思考プロセスなどを学べます。音楽家にとっての具体例は、
・音量、声量、音色、音質の向上
・構え方、立奏、座奏、演奏のしやすさの追求
・舞台での緊張、メンタルサポート
・肩コリなど慢性的な痛みや故障の予防
・コミュニケーション
など、望むパフォーマンスと技術をつなぐレッスンを行っています。

3.成果と課題

演奏活動とアレクサンダー・テクニークの指導者としての活動が相乗効果を生み自他と協調しながら、やりたいことに向かって進んでいます。忙しい変化の多い現代社会の中で、自分にとって何が本当に大切か?言い換えれば、何が不要か?を考え整理し、決断して行動に移していくことができるようになったことが成果です。さらに、アレクサンダー・テクニークの認知度を上げ、音楽指導や教育現場で取り入れる先生方を増やしていくことが課題です。学びのスタイルは人それぞれ。音楽教育の現場で傷つく人を減らしたい、健やかに音楽を楽しんでほしいと願っています。

4.抱負

自分が心地良くハッピーでいることで、周囲にも同じ様に伝播(でんぱ)していくと思います。また子どもたちと地域社会に対し、レッスン・コンサート・ワークショップなどを通して、心身ともに健康でハッピーなコミュニケーションが築いていけること、誰もが自由で多様な音楽がそばにある豊かな人生を創造していけることを伝えていきます。

(2024年4月8日公開)

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「地域音楽コーディネーター」

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