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地域文化クラブ推進事業レポート その2「東京多摩ジュニア吹奏楽クラブ」

(2024年05月08日公開)

中学校の部活動は、これまで学校の先生方が中心になってその指導を担って来られました。昨今注目を集めている働き方改革の一環として、教員の残業の原因の一つとなっている部活動指導を地域と連携した形に変えて教員の負担を軽減しようという方向性が文部科学省から打ち出されました。まずは、令和7年度(2025年度)までに土、日、祝日での部活動に教員が関わらなくても良い環境の整備が求められています。音楽文化創造も文化庁の委託を受けて、昨年度全国7団体と連携して実証事業を行いましたので、その取り組みに関して順次レポートして参ります。第3回はふじみ野市地域文化クラブ運営委員会による取り組みレポートです。第2回は宮地楽器が主体となって運営する「東京多摩ジュニア吹奏楽クラブ」の取組レポートです。

【東京多摩ジュニア吹奏楽クラブの取組レポート】


東京都多摩地域において株式会社宮地商会(宮地楽器)が主体となって運営されたのが「東京多摩ジュニア吹奏楽クラブ」です。近い将来の少子化および教員の負担軽減を図る働き方改革の進展により、従来の学校部活動が成り立たなくなることを見据えて、早期に地域での受け皿となる活動主体を模索し、持続可能な都市型モデルのクラブ運営を目指しています。

国立音楽大学の副学長・吹奏楽指導の井手詩朗教授に指導陣の取りまとめを依頼し、国立音楽大学の卒業生や在学生(院生含)の指導により、地域の子供たちが文化芸術活動に親しむ場を提供することを目的としています。参加生徒は19名で、活動は主に国立音楽大学のAIスタジオを中心に、月3~4回、1回3~4時間の練習が行われました。クラブ発足に必要な楽器はヤマハミュージックジャパンの協力も得ながら、ヤマハ特約店である宮地楽器が用意。参加者が楽器をレンタルすることもできるよう手配しました。楽器を専門的に学んだ講師陣が指導することで、正しい奏法を学びながら子供たちはぐんぐん上達しています。

公的な支援や地域の公共施設の利用を通じて持続可能な運営を目指しており、令和5年度は文化庁の「文化部活動改革(部活動の地域移行に向けた実証事業)」の委託事業としての補助金と、受益者負担認知活動として生徒から月額8,800円の活動費を徴収して運営をしました。

このクラブは、学校部活動とは異なる地域横断型でさまざまなニーズに対応する機会の提供を目指しました。同じ地域の子供たち同士が交流できる地域行事や祭事への参加、また学校部活動・吹奏楽クラブの隔てなく、いずれの子供たちも参加できる、レベル向上のためのクリニック開催や大学主催のワークショップへの参加を企画し、学校関係、地域の理解、認知を広めていくような活動をしています。

活動発表の場として、2024年2月12日にルネこだいら(小平市民文化会館中ホール)で開催された「第24回多摩ウインドフェスティバル」に地域の小・中学校の吹奏楽部と並んで出演し、演奏を披露しました。

  

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