全国生涯学習音指導員協議会 理事 声楽家 NPO法人取手文化俱楽部代表 茨城県 鬼澤良子さん
- ■活動テーマ:
- おやこDEジャズ
- ■目次:
- ■活動開始時期:
- 2023年12月27日(水)11:30 14:30の2回公演
- ■場所:
- 取手市民会館
- ■対象:
- 一般
- ■活動内容
1.イベントの目的
文化芸術に関しては未就学児の入場が制限される傾向にあります。本イベント「おやこDEジャズ」の目的は育児期の親子でも気がねなく家族一緒に、舞台音楽を楽しんでいただくことにあり、取手市では今回が2回目の公演となりました。制作はNPO法人取手文化俱楽部(*1)と小美玉市小川文化センターアピオスで行いました。
*1)NPO法人取手文化俱楽部:この法人は地元住民と一緒に舞台や音楽活動を一緒に作りあげ、もっと盛り上げたい!という理念のもと、2022年4月に設立しました。取手市を中心とした地域の方に音楽、ダンス、演劇、ミュージカルなどを通して文化芸術の更なる活性化を目的に、行政と地域の音楽家、音楽団体をつなぐ役目を果たし、イベント、コンサートなどの企画、制作、支援を行っています。
NPO法人取手文化俱楽部 HP
2.具体的な内容
主催:国際音楽の日コンサートinとりで実行委員会
制作:NPO法人取手文化俱楽部
制作協力:小美玉市小川文化センターアピオス 演劇ユニットMUSHI組
企画:畠井伸子
脚本:橋本幸治
演出:川井昌幸
音楽:ジョン中山(編曲&ピアノ) 宇津木紘一(サックス)
橋本幸治氏のオリジナル脚本「まほうのトンネルのさきはむしたちのせかいでした」にピアニストのジョン中山氏が童謡やクリスマスソング等を編曲し、小美玉市みの~れファミリーMYUの団員の方々が虫に扮(ふん)して物語が展開していきました。
3.成果と課題
会場には300人を超える親子・家族が来場し、会場には子供たちの歓声が響きました。来場者に対しアンケート調査をした所、計77件の回答がありました。その一部をご紹介すると
- タイトルのように親子が会場で一緒に楽しむことができて良かった。
- 登場するキャラクターを演じる役者が巧みで、劇の独特な世界観に引き込まれ、子供を飽きさせない内容であった。
- スクリーンに大きく映し出されたまちがいさがしや大玉転がし(クリスマスプレゼント)挙手したお父さんも劇の中に参加して舞台を盛り上げていた。
- ピアニストの演奏がすばらしく、ジャズのノリが良く、大人共々最後まで楽しめた。
このアンケートの結果より、本イベントの主旨は確かな手応えがありおおむね達成できたものと自負しています。課題としては開催時期が年末の平日であったため、集客数が伸び悩んだ点は今後の反省材料です。また広報宣伝につき、私立の幼稚園保育園にはチラシを配布できなかったことも要因です。今後開催時期と広告宣伝方法を工夫し「おやこDEジャズ」に対して多くのファンをつかみたいと考えています。
4.今後の抱負
NPO法人取手文化俱楽部として地域部活動支援や、地域住民と一緒に創り上げる舞台を企画実施予定です。具体的には「マタニティコンサート」、「スナックよしこ」(オリジナル脚本)、「うたおう取手」(歌声喫茶大ホール版)等です。児童館学生館の設立等、夢は広がります。クラウドファンディングも含めて資金繰りも考えていきたいです。
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