河合 聡志さん(東京都世田谷区、地域音楽コーディネーター)
会の名称:鼓友会 華翔舞(こゆうかい はなしょうぶ)
活動概要:盆踊りの太鼓演奏、盆踊り
活動場所:東京都世田谷区大蔵、鎌田、宇奈根
構成メンバー :
地元の町内会の有志大人 5-10人
小学三年から大学生 5-10人
活動期間 毎年6月から8月
練習場所:
大蔵氷川神社 社務所
演奏や盆踊り2018年の例:
大蔵本村睦会 氷川神社
鎌田南睦会 レクセンター
鎌田共和会 鎌田天神社
宇奈根 杏霞苑
本会の活動拠点付近では、町内会ごとに盆踊り大会がある行われる。各町会での太鼓演奏者の確保には限度があり、隣接する町会主催の盆踊り大会への演奏と踊りのお手伝いを行う。高齢化が進む町会組織において、小学生を起用した太鼓や盆踊りで、地元のコミュニティに若い世代の交流の機会を創る。
盆踊り大会のほか、老人ホームへの訪問も行い、ボランティア活動の場としても地域への貢献の機会もいただくことがある。
会の歴史は30年以上。現在の会の代表は三代目へと引き継がれている。
CDNの役割:
楽曲のデータ作成
太鼓練習機のメンテナンス
バチの加工
練習の撮影とフォーム確認のためのレビュー
盆踊り大会当日の太鼓セッティング
音響機器、やぐらのセッティング
当日の撮影、演奏をした子どもたちの保護者へ、撮影したmovieをDVDにして配布
収支:
収入
各町会からの御礼金
支出
練習会時の飲み物代
各町会への奉納
太鼓練習機のメンテナンス材料、子どもたちへの”お疲れ様会”を実施できる程度のプラス収支である年もあれば、備品購入でマイナス収支の年もある。
今後の予定:
既存の若手会員の音楽的、技術的な育成。
子どもたちと地域の大人たちのコミュニケーションの場の創出。挨拶から礼儀作法を伝え、社会経験のひとつとする。
演奏機会を増やす。
次の世代に繋がる、繋げたくなる組織運営。
参加する大人それぞれが、自分の分野で会に貢献している場所である。会を引退したご年配の方、これから仲間に入る?かもしれない幼児や低学年の子どもたちが、交流するきっかけができており、地域生活を豊かにする機会であって欲しいと願っています。
以上
社務所での練習後の掃除風景
会員である建具屋のご主人のご協力による廃タイヤ、カーペットの余り素材でできた、太鼓練習機のメンテナンス。
和太鼓のバチの長さ、形状の加工(とくに子ども用)については、各人の体格に合わせて、これもまた、建具屋さんが職人の腕前で用意をしてくれます。成長著しい子どもたちは、去年使ったバチでは小さすぎる、ということも珍しくありません。
やぐらに飾る花をつくる子どもたち
本番当日