協議会

全国生涯学習音楽指導員協議会 神奈川支部会員 声楽家 平塚音楽家協会会員 神奈川県平塚市 大屋啓子さん

第2部くるみ割り人形出演者とオーケストラ一同
第2部くるみ割り人形出演者とオーケストラ一同
■活動テーマ:
音楽で繋がり輝こう!
■目次:
■活動開始時期:
2025年12月20日(土)13:20
■場所:
ひらしん平塚文化芸術ホール大ホール
■対象:
2歳~16歳
■主催:
平塚子ども文化体験実行委員会
■後援:
平塚市教育委員会

1.目的

2025年12月20日、ひらしん平塚文化芸術ホール大ホールにて「総合舞台芸術フェスティバル2025in平塚」を開催いたしました。子どもを中心とした総合舞台芸術体験の活動に地域の音楽家をはじめ、多方面のプロの方々に賛同していただき、その方々のご協力により実現し13回目を迎えました。

目的は平塚市やその近隣の子どもから大人まで広く音楽についての関心と理解を深め、積極的に音楽活動に参加、意欲を高揚させることを目指し、また地域の行政や市内の音楽団体、プロの音楽家とのつながりを持ち連携して活動を行うことです。今回も独立行政法人国立青少年機構が行っている子どもゆめ基金(*)の助成を受けて2012年から採択されて14年目となります。

2.具体的な内容

(1)スタッフ・演奏家

  • ・平塚子ども文化体験実行委員長 佐藤彰一
  • ・プロデューサー・歌唱・リトミック指導 大屋啓子
  • ・舞台監督 関口菜々子
  • ・指揮 田中雄樹
  • ・演出・振付・ダンス指導 小宮伸子
  • ・体操・身体表現 指導岡本美佳
  • ・身体表現 小宮海里
  • ・IMDオーケストラ 斎藤善彦(ホルン)他弦楽器・木管楽器
  • ・金管楽器・打楽器・ハープ・ピアノ 総勢14名
  • ・ピアニスト 能條貴大、金子雅代
  • ・中国琵琶 日下七海

(2)出演者

子ども夢基金活動応募者おんがくっ子会員(子ども)
平塚芸術文化会員(大人)の会員

(3)2025年12月20日「総合舞台芸術フェスティバル2025IN平塚」企画から公演までの流れ

<2024年>

  • 1月 企画(主旨、内容、日程、会場、出演者、予算他)、実行委員会設立
  • 10月 子どもゆめ基金申請
  • 11月 会場ひらしん平塚文化芸術ホール大ホール抽選申請
  • 12月 1日2025年12月20日大ホールでの公演決定、企画決定(3部構成・2部ミュージカル「くるみ割り人形」小編成のオケ・指揮者の依頼)

<2025年>

  • 1月 平塚文化芸術ホール多目的ホール12月まで予約・確保
  • 3月 指揮者田中雄樹氏へ出演依頼、NHKテレビ体操岡本美佳氏へ指導・出演依頼、オーケストラ奏者依頼・確保(今までの管楽器奏者+新弦楽器奏者)
  • 4月1日 子どもゆめ基金助成金採択通知受理
  • 4月26日 指揮者田中祐樹氏と詳細の打合せ他、謝礼・日程決め
  • 6月2日 平塚市教育委員会へ後援名義承認申請
  • 6月16日 平塚市教育委員会より後援名義承認通知受理
  • 7月 子どもゆめ活動募集チラシ配布、市内公民会(25か所)平塚市幼稚園、保育、こども園その他、平塚市保育課で配布(45か所)
  • 7月31日 指揮者田中雄樹氏と契約を締結
  • 8月 子どもゆめ基金活動開始
    • 〇応募者 子ども36名、保護者12名
    • 〇練習期間 8/10~12/20(全12回)

    • 〇練習時間 9:00~12:00または13:00~16:00
    • 〇会場 勤労会館3F大会議室、ひらしん平塚文化芸術ホール多目的ホール、須賀公民館

上記の他、おんがくっ子会員(子ども)・平塚芸術文化会員(大人)の会員が平塚市須賀公民館にて土曜日・日曜日2~6回/月、2時間/1回が加わる

  • 11月 参加費・地域住民および商店街へ協賛広告、賛助金の依頼
  • 11月22日 指揮者指導開始(本番まで)
  • 12月 プログラム制作
  • 12月19日 (前日)オケ合わせ・リハーサル(多目的ホール)、仕込み、オーケストラピットの設営(大ホール)
  • 12月20日(公演当日)午前中、大ホールにてゲネプロ(最終通しリハーサル)、13:20本番

<2026年>

  • 1月 子どもゆめ基金事業報告、平塚市教育委員会事業報告

(4)内容

歌・ダンス・生演奏を柱に「音楽表現と身体表現&心の歌」「ミュージカルーくるみ割り人形」「舞台の上で輝こう」の3部構成で行い子ども計36名が舞台の上で自由に自己表現致しました。

【第1部】音楽表現と身体表現&心の歌

ディズニーのアニメーション映画シンデレラの挿入曲「ビビディ・バビディーブー」はじめ、2025年NHK連続テレビ小説前期「あんぱん」のモデルとなったアンパンマン作者で詩人のやなせたかし氏が作詞した「手のひらを太陽に」と「ありがとうの花」(坂田おさむ詞・曲)他を歌と振付でいきいきと表現しました。

【第2部】ミュージカルーくるみ割り人形

クリスマスが題材のくるみ割り人形(チャイコフスキー曲)を基に作られたミュージカルを小宮伸子氏の演出・振り付け、田中雄樹指揮、IMDオーケストラ(オーケストラピット)で行いました。オープニングからフィナーレ花のワルツまで全13曲、出演者がそれぞれのシーンに会う衣装をまとい、歌・踊り・ダンスで表現しました。年少の子どもたちがネズミの役になりきり豊かに表現していたことが特に印象的でした。

【第3部】舞台の上で輝こう

ミュージカルキャッツより「スキンブルシャンクス」(鉄道猫)、ミュージカルレ・ミゼラブルより「民衆の歌」他、珍しい中国琵琶の演奏とダンスのコラボレーションとピアニスト能條貴大氏のピアノソロ演奏が披露されプロの魅力を感じたシーンでした。

フィナーレは東京ディズニーシーのナイトエンターテイメント「ビリーヴ!〜シー・オブ・ドリームス〜」の日本語版テーマソング「きみの願いが世界を輝かす」(MISHA曲)を参加者と全員で歌い、観客との一体感が生まれ幕を下ろしました。会場外では保護者や祖父母たちが一緒に出演者と写真を撮っている姿がほほ笑ましく感じ、このコンサートをプロデュースしたものとして達成感を得ました。

3.成果

1部はNHKテレビ体操の岡本美佳氏と同じくNHKテレビ体操でピアノを演奏されている能條貴大氏の息の合った表現に舞台と客席が一体となり、音楽と身体表現を楽しめました。また高齢者を含めた3世代の歌唱は、ほのぼのとした温かい雰囲気が会場を包みました。

2部のミュージカル「くるみ割り人形」について、今回プロの最高のオーケストラと指揮者をお願いしました。子どもたちは生演奏にのって歌唱・ダンスともに本物の舞台体験ができました。この貴重な経験は、子どもたちにとって生涯の良い思い出となったと思います。

3部ミュージカル「キャッツ」よりスキンブルシャンクスは全員が猫になりきって楽しそうに、生き生き歌い演技していました。そして皆が最高に演奏に燃えたのがミュージカル「レ・ミゼラブル」より民衆の歌でした。時代、文化、世の中の状況を考え、それに加えコロナ禍に付け加えられた調が変わりこれからの未来に向けた、希望、あこがれを歌う後半部分の表現を個々が創造し一つにまとまった表現は心に染みて最高でした。

4.課題

(1)舞台照明

今回総合舞台製作にあたり照明においてプロジェクターを使いホリゾント幕に映像を投影することを試みました。照明との兼ね合いや、技術的に未熟だったため、照明の分野では課題が残りました。

(2)役割分担

反響版を抜いての公演のため、ダンスと歌唱のコラボにあたり音響(バウンダリーマイク・ピンマイク・マイク)の設置・調整や返しのスピーカーの設置等にも課題が残りました。出演者が100人規模の公演においては舞台監督をはじめ,各役割が連携して進行する難しさを感じました。

(3)会場

長年使用していた平塚市勤労会館・中央公民館・青少年会館の閉鎖に伴い練習場所の確保が困難になります。今後の公演に向け実行委員会で今回の反省会を基に計画を立て、年明け早々に動き出すことにしました。

5.抱負

実行委員会は年明け早々実行委員会を開きます。実情に合わせ再編成し、効率よく更にクオリティーを上げるために一致団結して取り組むことにしました。総合舞台芸術という規模の大きさをまとめることの大変さは身に染みていますが、それを達成するための音楽仲間とスタッフがこの活動に賛同し、共に歩み支えてくれ、更に新しい仲間との繋がりの輪が広がり心強いです。地域の音楽文化発展の目標の基、皆で頑張ろうという「気力」を共有し、駆け抜けたいと思っています。

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