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協議会 活動事例

【事例紹介】音楽わくわく体験(地域伝統文化を通して)

全国生涯学習音楽指導員協議会石川支部代表 山越悦子さん

■ イベント名:音楽わくわく体験(地域伝統文化を通して)
■ 日時:2019年7月14日(土)、7月20日(日)2回
■ 会場:石川県小松市民センター 小ホール
■ 対象:小学1年生から中学生 計30名

■ 活動内容:
歌舞伎「勧進帳」に登場する「安宅の関」を有する小松市は、市歌に謳われているほどの歌舞伎の街です。毎年5月に曳山子供歌舞伎、そして「日本こども歌舞伎まつりin小松」、秋には中学校での古典教室を開催していて、先代の故市川團十郎さんがその指導のため年に数回来られていました。ただ昨今少子化が進み、携わる子どもが減少し異学年交流も少なくなっています。日本の伝統文化や伝統音楽を通して人の繋がりを重んじ、礼儀作法を守る心を育むことを目的とし開催しました。
講師は長年勧進帳の指導に当たっている篠懸会3名の方に依頼しました。
身体をどのように使えばいい発声や節回しが出来るか、普段触れることの少ない鳴物と言われる「小鼓」「笛」、「長唄三味線」、効果音の「ツケ」そして勧進帳の特徴のある所作等の体験がスタートしました。

滑舌を良くするため数種の難解な早口言葉を教わり斉唱し、身体の大きさほどの三味線を抱えながら慣れない正座に苦労し、なかなか鳴らない笛に苦戦する様子も見られました。小鼓では経験のある上級生が低学年に持ち方や鳴らし方を指導する光景が見られ、有意義な交流の場になりました。所作や見得では足と手の動きの難しさのあまり滑稽な動きになり爆笑で場が和み、年齢差を感じることなく体験できて好評でした。市のイメージキャラクター「カブッキー」を目指し現在第2弾も計画中です。

このように石川支部では「子どもゆめ基金」の講座も5回目を迎えようとしています。子ども達に音楽を通して生きた体験を共有する健全育成を推進しています。また一般の方にも公開講座として「音と映像で楽しむ北欧紀行」「10年後の私へ~音楽療法とともに~」「お箏解体見てみよう!」等を開催し、邦楽・洋楽が一体となって生涯学習活動に取り組んでいます。

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