全国生涯学習音楽指導員協議会 栃木・郡馬支部会員 横尾美恵子さん
■ 活動タイトル:チーム アクティブキッズによる、「ボディパーカッション&ボイスアンサンブル発表」
■ 年間発表日時および会場:
■ 活動内容:
さらにもう一つ、2018年2月の「玉村町音楽フェスティバル」への参加依頼を受けて出演し、それ以来、春のピアノ発表会・秋の高崎市民音楽祭・冬の玉村町音楽フェスティバルと、年3回の定期演奏活動が楽しみになりました。
楽器がなくても、楽譜が読めなくでも、歌がうまく歌えなくても、ピアノが弾けなくても体一つで気楽に音楽を楽しく始めることが出来ます。私たちの体のいろいろな部分を打ってみると、叩く場所によって音が違います。叩くだけでなく、指を鳴らしたり、足踏みの音等、様々な組み合わせをする事により躍動感溢れる様々なリズムが生み出され、まるでドラムセットのようになります。
この様に、リズムパターンごとに、叩く場所を変えれば、面白いリズムフレーズが、幾通りもできます。例えば (1)パートを2つに分け、違うリズムフレーズを割り当て、カノンのように楽しむこともできます
(2)3パート、4パートに分けリズムフレーズを交替で打ったり、重ね又は減らしたり、全員で同じリズムを打ったり
(3)強弱や速度の変化を付けたり
(4)動きを加えたり
(5)エンディングを工夫したり等アンサンブル演奏に発展させ楽しむこともできます。
主に個人レッスンで音楽を学んでいるピアノの生徒たちにとっては、ボディパーカッションのアンサンブル体験を通して、ひとりでは学べなかったことの気付き・発見がたくさんあります。
ボディパーカッションは、幼児から大人まで、様々な国で楽しまれています。楽譜は日本でも出版されていますが、海外ではロックからボサノバ・サンバ・ルンバ等のラテン音楽等、様々な音楽ジャンルの楽譜が多く出版されています。YouTube(ユーチューブ)でも楽しい動画がありますので、ご覧になってみてください。
歌が苦手な子でも、音程が外れてしまう子どもでも、声を出すのが大好きな子どもはたくさんいます。ボイスアンサンブルは、メロディはなく、一人ひとりの持っている声そのものが楽器となります。指導方法としては子どもたちが楽しめるように、歌詞を付けながら行っています。その題材は動物の鳴き声、果物の名前、食べ物の名前などを使った、山田俊之さんの楽譜を、主に使用しています。
ボイスアンサンブルも、ボディパーカッションと同様にカノンにしたり、重ねていったり、ダイナミクスや速度の変化を付けたり、エンディングを考え、音楽的な変化を創意工夫して作り上げていきます。子どもたちの自分にしかないそれぞれの声のアンサンブルは、子どもらしくて、生き生きとして本当に素晴らしい響きとなり、こだまします。本人たちもとても気持ち良いでしょうが、聴いている大人にとっても、癒しとなっています。あらためて、「子どもの声はいいなあ」と感動します。
ピアノ個人レッスンとは違って、学校・学年・クラスの違う異年齢の友達と集う時間は、とても楽しいようです。また、ボイスアンサンブルは、幼児低学年の生徒さんと楽しんでいます。合唱等とは違い、ひとり一人の個性ある声が集まって、子どもならではの元気で明るい声の響きを楽しんでいます。アンサンブルによる成果は、良い耳を作り、リズム感、豊かな表現力の幅を広げ音楽的な体を作ります。ビートの遅れやリズムのずれも自然と直り、各パートの絡みに耳を澄ませ、リズムのフレーズやダイナミクスを、表現することができるようになりました。
ボディパーカッションやボイスアンサンブルのように、みんなで息を合わせる活動をする経験は、子どもたちにとって、とても貴重であり、体も心も成長していると感じています。
保護者からいただきました声を下記にまとめます。
今は、来年度に向けた選曲をし、個人練習をして、集まれる方法や、機会があったらまた、フリースクールを再開したいと思っています。1曲を少人数にし、手洗い、消毒、マスク、換気などのコロナ対策をし、フリースクールも短時間で、動画をとって楽しむような方法も考えていきたいと思います。
■ 活動タイトル:チーム アクティブキッズによる、「ボディパーカッション&ボイスアンサンブル発表」
■ 年間発表日時および会場:
- 2019年4月14日(日)「ピアノ発表会」玉村文化センター 大ホール(群馬県佐波郡玉村町)
- 2019年11月4日(月・祝)「第67回高崎市民音楽祭」
- 2020年2月1日(土)「第19回玉村町音楽フェスティバル」
■ 活動内容:
【活動を始めたきっかけ】
リトミック研究会でボディパーカッションに出会い、その楽しさを知りました。この楽しさを子どもたちと共有したいと思っていたところ、2013年の音楽文化創造による「子どもゆめ基金」を活用した子ども対象の指導活動「音楽を活用した地域における子どもゆめ体験」でワークショップが実現しました。その成果を、「子どもたちに、ステージで発表する楽しさを味わってほしい」そして、「保護者に、子どもたちの生き生きと音楽する姿を見てほしい」と考え、2014春のピアノ発表会で演奏したのが始まりです。【活動の展開】
2014年春のピアノ発表会で、ステージ発表の感動を味わった子どもたちに、もっと発表の場を体験してもらおうと、その年の秋、「高崎市民音楽祭」の出演を決めました。「チーム アクティブキッズ」を結成し、おそろいのTシャツを作りました。その後、2017年まで、毎年春は発表会、秋は高崎市民音楽祭での演奏を積み重ねていくことになりました。さらにもう一つ、2018年2月の「玉村町音楽フェスティバル」への参加依頼を受けて出演し、それ以来、春のピアノ発表会・秋の高崎市民音楽祭・冬の玉村町音楽フェスティバルと、年3回の定期演奏活動が楽しみになりました。
【練習場所、回数】
演奏会が近くなると、月に4~8回、土日にフリースクールを開催します。無料で好きな時に参加できる形式をとっています。2~3時間の中で音楽遊びや、リトミック、合唱も取り入れています。フリースクールでは、子どもの意見を聞くことや、子ども同士のコミュニケーションを大切にすすめています。【活動事例】
ボディパーカッションとボイスアンサンブルを柱に指導を組み立てています。1.ボディパーカッション
ボディパーカッションとは、自分の体を楽器に見立ててリズムを奏でる音楽です。楽器がなくても、楽譜が読めなくでも、歌がうまく歌えなくても、ピアノが弾けなくても体一つで気楽に音楽を楽しく始めることが出来ます。私たちの体のいろいろな部分を打ってみると、叩く場所によって音が違います。叩くだけでなく、指を鳴らしたり、足踏みの音等、様々な組み合わせをする事により躍動感溢れる様々なリズムが生み出され、まるでドラムセットのようになります。
この様に、リズムパターンごとに、叩く場所を変えれば、面白いリズムフレーズが、幾通りもできます。例えば (1)パートを2つに分け、違うリズムフレーズを割り当て、カノンのように楽しむこともできます
(2)3パート、4パートに分けリズムフレーズを交替で打ったり、重ね又は減らしたり、全員で同じリズムを打ったり
(3)強弱や速度の変化を付けたり
(4)動きを加えたり
(5)エンディングを工夫したり等アンサンブル演奏に発展させ楽しむこともできます。
主に個人レッスンで音楽を学んでいるピアノの生徒たちにとっては、ボディパーカッションのアンサンブル体験を通して、ひとりでは学べなかったことの気付き・発見がたくさんあります。
ボディパーカッションは、幼児から大人まで、様々な国で楽しまれています。楽譜は日本でも出版されていますが、海外ではロックからボサノバ・サンバ・ルンバ等のラテン音楽等、様々な音楽ジャンルの楽譜が多く出版されています。YouTube(ユーチューブ)でも楽しい動画がありますので、ご覧になってみてください。
2.ボイスアンサンブル
声は人間にとって一番豊かに自己表現できる楽器です。この声を使って子どもたちとアンサンブルを楽しむのが、ボイスアンサンブルです。歌が苦手な子でも、音程が外れてしまう子どもでも、声を出すのが大好きな子どもはたくさんいます。ボイスアンサンブルは、メロディはなく、一人ひとりの持っている声そのものが楽器となります。指導方法としては子どもたちが楽しめるように、歌詞を付けながら行っています。その題材は動物の鳴き声、果物の名前、食べ物の名前などを使った、山田俊之さんの楽譜を、主に使用しています。
ボイスアンサンブルも、ボディパーカッションと同様にカノンにしたり、重ねていったり、ダイナミクスや速度の変化を付けたり、エンディングを考え、音楽的な変化を創意工夫して作り上げていきます。子どもたちの自分にしかないそれぞれの声のアンサンブルは、子どもらしくて、生き生きとして本当に素晴らしい響きとなり、こだまします。本人たちもとても気持ち良いでしょうが、聴いている大人にとっても、癒しとなっています。あらためて、「子どもの声はいいなあ」と感動します。
【活動成果】
ボディパーカッションに対する子どもたちの印象は、自分の体のいろいろな部分で、様々な音が出、また打ち方によっても変化があり「面白い!楽しい!」と驚きだったようです。ピアノ個人レッスンとは違って、学校・学年・クラスの違う異年齢の友達と集う時間は、とても楽しいようです。また、ボイスアンサンブルは、幼児低学年の生徒さんと楽しんでいます。合唱等とは違い、ひとり一人の個性ある声が集まって、子どもならではの元気で明るい声の響きを楽しんでいます。アンサンブルによる成果は、良い耳を作り、リズム感、豊かな表現力の幅を広げ音楽的な体を作ります。ビートの遅れやリズムのずれも自然と直り、各パートの絡みに耳を澄ませ、リズムのフレーズやダイナミクスを、表現することができるようになりました。
ボディパーカッションやボイスアンサンブルのように、みんなで息を合わせる活動をする経験は、子どもたちにとって、とても貴重であり、体も心も成長していると感じています。
保護者からいただきました声を下記にまとめます。
- ピアノ以外の音楽を演奏する姿に感動した。かわいくて涙が出る
- 我が子が、大きいステージで演奏する姿に喜びを感じるとともに、感動した
- 家で一生懸命練習している
- フリースクールを子どもが楽しみにしている。親として感謝している
- 親として、子どもたちがこのような活動をするのが大好きだ
【今後の課題】
新型コロナウイルスの影響で、合唱、ボディパーカッション、ボイスアンサンブルの練習は、ストップしてしまいました。音楽祭も中止となり、発表する場がありません。今は、来年度に向けた選曲をし、個人練習をして、集まれる方法や、機会があったらまた、フリースクールを再開したいと思っています。1曲を少人数にし、手洗い、消毒、マスク、換気などのコロナ対策をし、フリースクールも短時間で、動画をとって楽しむような方法も考えていきたいと思います。