音楽ワークショップ・デザイン講座 オンデマンド講義

オンデマンド講座

1.音楽ワークショップとは何か
(久保田慶一)45分

講座全体の導入です。「ワークショップとは何か」「なぜワークショップを実施するのか」という基本では、ワークショップが「行動や経験による学習」であることを確認します。そしてこの学習をデザイン(企画・立案)するのが「ワークショップデザイン」ですが、「音楽ワークショップ」には、「音楽のためのワークショップ」と「音楽によるワークショップ」というふたつの形態があることを理解して、それぞれの特徴を学びます。

2.ワークショップ・デザイン論
なぜ音楽ワークショップが必要なのか(梶田美香)30分

現代社会においてワークショップが必要となる理由を考えます。音楽によって人々が元気になり、地域が活性化していくためには、音楽には芸術的価値だけではなく社会的価値が備わっていることを知っている必要があります。また、社会的価値を発揮させていくためには、音楽を多様な側面から見通していくことが求められます。その方法こそ、ワークショップだと考えて良いでしょう。講座では、音楽ワークショップの必要性を、劇場の活動との関係性から学びます。

3.音楽ワークショップ・デザイン論
音楽ワークショップの事例紹介(酒井雅代)43分

酒井講師が実践してきた音楽ワークショップをご紹介します。2018年よりクラシック音楽と身体表現を組み合わせた「ムジタンツ」というワークショップをスタートさせました。身体を動かし、音楽を体感しながら、作品との「対話」を目指すととともに、音楽活動をとおして、価値観や創造力を広げられるようアプローチしています。ここでは、東京藝術大学一般公開講座「藝大ムジタンツクラブ」、東京芸術劇場のボンクリ・フェス2021の一環として実施した子どもボンクリ、母子支援施設で行ったワークショップについて、それぞれの背景、実施目的、題材の選択と、音楽ワークショプのデザインのプロセスについてご説明します。(事例紹介映像は、この講座限定で許可をいただいていますので、受講生の皆さまのみの閲覧でお願いします。)

4.対談(梶田美香、酒井雅代)44分

梶田講師が実践してきた音楽ワークショップの紹介に続いて、音楽ワークショップについての疑問、課題を梶田美香、酒井雅代の講師対談で明らかにしていきます。(事例紹介映像は、この講座限定で許可をいただいていますので、受講生の皆さまのみの閲覧でお願いします。)