活動事例

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【活動ノオト】NPO法人「すくすくあいね」の活動

NPO法人へのインタビュー第三弾。今回は、兵庫県西宮市で「音育活動」を進めている「NPO法人すくすくあいね」の理事長、青木好美(あおき よしみ)さんに活動内容を伺った。


【「NPO法人すくすくあいね」とは】

NPO法人すくすくあいねは、2019年4月に設立された新しい法人だ。「すくすくあいね」の「あいね」は、「愛」する「音」楽から名付けられている。「本物の音を愛する仲間と共に、一人でも多くの子どもの生きる力をすくすく育てたい」という想いが込められている。「音育(おといく)」事業を大きな柱にしている。それは、音の力で子どもたちの可能性を引き出し、こころの成長を健やかに育み、未来を担う子どもたちとそれを支える地域づくりをする事業だ。


現在、次の4つの活動を行なっている

  1. 公民館、市民交流センターなどで、子どものためのリトミックやシニアの合唱、親子が集うリズム教室など11クラスの音楽教室運営
  2. 幼稚園や小学校での芸術鑑賞プログラムや行政主催の市民向けイベント等でのコンサート出演などの出張公演
  3. 市民や会員が集うイベントやお祭りの企画、市民祭りのステージなどへ子どもたちを出演させるプロデュース活動
  4. 音楽系の学生や新しい先生たちの就業支援(準備中)

 

【音育活動のきっかけは?】

「娘が生まれたときに、自分の娘にリズム遊びを始めました。このリズム遊びをママ友から頼まれて、おうちの中でできるリズムレッスンとして始めたのがきっかけです。」


青木さんは、お母さまがピアノの先生。3歳からヤマハ音楽教室でピアノ、エレクトーンを始めた。高校では音楽コースに進学、先生のアドバイスで声楽に進んだ。大学も声楽専攻だったが、音楽以外の授業にも興味を持ち、広告やスポーツの授業をとった。


卒業後はUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のオープニングスタッフとして、エンターテイメント部に入社。ショーの仕事を始めた。USJで6年間学んだあと、もともとブライダルの司会や演奏の仕事をしていたので、式典や企業展示会の司会などを務めた。結婚し、出産のタイミングで仕事はきっぱりやめた。


【NPO法人の設立】

「私は仕事が大好きでした。出産で仕事から離れて、子育て中心になると、社会との接点が薄くなって、疎外感を強く感じてしまったのです。」


そこで青木さんはママ友たちのさまざまな集いに参加し、自分にできることを探した。同じように苦労している母親たちに出会った。その縁でヨーガ団体の代表と出会い、主催するママさんサークル活動のボランティアプログラムとして、月に1回リトミック講座を受け持つことになった。


そのママさんサークルが、7年前にNPO法人化した時に副理事として就任した。理事としてNPO法人の運営に携わることで、地域に密着する活動や、組織運営、コミュニティ運営の難しさを実践で学ぶことができた。


NPO法人の運営を通して、「一人ではできない力」「NPOならではの面白さ」「チーム力で同じ方向に向かって成し遂げる楽しさ」を実感し、自ら活動を増やしていきたいという思いがつのった。その思いが行政の方々にも伝わって支援を受け、好奇心と勢いで1ヵ月半で決心して、自身の法人を設立した。


現在は、12名の理事と会員が85名。主な収入源は教室運営。また、民間施設とのタイアップによるイベントプロデュースから得た収入もあり、1年目は黒字で締めくくることができた。

 

【行政とのつながり】

西宮市は、さまざまな分野で、公益的な活動に取り組むNPO法人などとの協働を推進している。「NPOと行政との協働会議」を設置し、市との協働などをテーマに、メンバー同士が意見交換や情報交換を行い、市やNPOに関連する情報を共有している。また、NPOの活動を広く市民に周知することを目的に広報誌「NPOと市民をつなぐ みやしるべ」を発行している。


すくすくあいねは、この協働会議から声がかかりメンバーとして参加している。広報誌「みやしるべ」の第6号にも掲載された。


https://www.nishi.or.jp/shisei/sankaku/community/npo/miyashirube05.files/miyashirube-06.pdf

 

また、西宮市にはNPO法人を統括して行政との窓口となり、NPOを支援するNPO法人がある。そこが中心になって、さまざまなNPO法人を連携させているので、助かっているそうだ。


http://shimin-koryu.net/groups/education/2308/

 

【青木好美(あおき よしみ)さん】

Q:好きな音楽を教えてください。

A:洋楽が大好きです。日本の歌ではなく、外国の歌、昔からの歌が好きですね。どちらかというとアメリカの曲が好き。それはUSJの影響が強いと思います。


Q:音楽に関わる仕事についていなかったら、他にどんな仕事をしていたと思いますか?

A:2つあります。1つは東京で、レセプショニスト・通訳・司会を派遣する事務所の運営です。それは20代のころの夢でした。もう一つは子どもたちのマネージメントの会社です。子どもたちが輝くアパレルのファッションショーのステージを企画・運営する会社です。これは今でもまだ夢です。昔からファッションが大好きで、友達にアドバイスをしたりしていました。


Q:地域音楽コーディネーター受講のきっかけは?

A:私たちが活動をしている西宮市の市民センターの会議室の掲示板にたまたま「生涯学習音楽指導員の会議」の表示を見つけました。それにピンと来て、すぐにネットで調べて、音楽文化創造に問い合わせ、地域音楽コーディネーター講座を申し込みました。


Q:受講していかがでしたか?

A:講座を受けた後に、アイデアがどんどんあふれてきました。多彩な活動の方法や、見せ方があることを学んだからです。それまではNPO法人をどうしたら良いかということばかりを考えていました。それはそれで大事だけれど、視野が拡がりました。企画の立て方や見せ方、広告の出し方、キャッチフレーズの作り方など自分のヒキダシが増えました。現在コロナの影響はありますが、すでに新しいプロジェクトをスタートしています。それは講座を受けた結果だからこそ閃いた活動です。今までの音楽教育とは違うまったく新しい領域に、ICTを使ってチャレンジしていこうと考えています。


 

●NPO法人すくすくあいね
https://www.facebook.com/sukusukuaine/

 

※青木さんは、2020年8月30日に開催される地域音楽コーディネーター【オンライン講座8月】の探究講座「B-1 地域音楽活動の秘訣」で講師をされます。また、同日の「B-2 地域音楽活動の秘訣 地域音楽コーディネーター編」のオンライン座談会に参加されます。


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