活動事例

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【事例紹介】マリンバ・18年の軌跡

全国生涯学習音楽指導員協議会 栃木・郡馬支部会員  ミュージックスタジオタカハシ主宰 高橋美智さん



■ 活動タイトル:マリンバ・18年の軌跡
■ 日時:2019年4月~2020年3月
■ 会場:栃木県宇都宮市
■ 対象:3歳~大人まで 約30名

■ 活動内容:
【教室設立の背景】
18年前、保育園での演奏機会をいただいた事をきっかけに課外マリンバ教室をスタートし、無料体験レッスンを定期的に行いました。鍵盤打楽器というマリンバの温かい音色に興味を持ってくださる方々が、幼児から大人までの幅広い年齢層へと広がっていきました。





【目的】
音楽を通して、個々の音楽技術の向上に止まらず、グループレッスンや教室のイベントなどの経験を経て世代を超えた交流での人間育成、音楽の楽しさや演奏する喜びを共に分かち合い、達成感や充実感を味わっていただきたいと考えております。週に1回のレッスン、2年に1度の教室発表会、クリスマス会を行っています。

【指導にあたって心掛けている事とその成果】
一方的な指導ではなく、教室内でのコミュニケーションを図ることに重きを置き、グループレッスンや各イベントでは全員が意見を出し合い、互いに学び合い、助け合えるような環境作りに力を注いでおります。

アンサンブルでは、得られるものも多様です。技術の面ではストロークの速度、トレモロの数を揃え、音色、ビート(拍)の取り方を全員で合わせる練習を何度も重ね、自然に自分のパートへの責任感を養っていきます。

表現の面では、場面ごとの色付けなどで工夫し、最後にみんなで1つの物語を作り上げていく事で、お互いの信頼関係を築き、協調性を育みます。演奏が終わった時の高揚感、達成感や充実感は、ソロを演奏した時の何倍にも倍増します。そこから生まれる感動はかけがいのないものとなり、この経験は尊いものとなります。

また1人1人の技術力、表現力、目的意識の向上のため、コンクールにも挑戦しています。教室外の同世代の生徒さんの演奏からの学びも多く、自分の力が試される精神鍛錬の場とも言えます。自分がふるわなかった時でも、他の人の演奏を素晴らしいと思える素直な心や、応援する気持ちを常に持って欲しいと考えております。

今では日本管弦打楽器コンテスト、日本クラシック音楽コンクール、日本学校合奏ソロ&アンサンブルコンテスト、KOBE国際音楽コンクール等で優秀な成績を収める方が増えてきました。常に向上心を持ち、その方のチャンスを生かし可能性を最大限に引き出してあげられるような指導者でありたいと思っております。





めざましテレビ撮影風景【受賞を受けてのメディア出演】
★フジテレビ・めざましテレビ『きらびと』撮影取材
●増渕里夢 ※協力出演:廣田修一、藤井李佳、入澤秋馬
場所:ナチュラルホール・放映日時:2/12



【マリンバンビーノの活動】
マリンバンビーノは、マリンバレッスン生のメンバーで構成された、音楽(マリンバ)を通して青少年育成を目的とするマリンバアンサンブル団体(2007年結成)です。教室イベントの他、打楽器アンサンブル全国大会へのエントリー、県内の各種イベント演奏への参加、病院福祉施設などへの慰問演奏などを積極的に行っております。栃木県内の園児~高校生まで約30名のメンバーが在籍しています。



2019年5月・11月
とちぎテレビ・わいわいボックス公開収録



【レッスン生の声】
◆月橋早桜(高校2年生、継続年数:12年目)
①礼儀作法が身についたこと
「いつでも誰にでも、きちんと挨拶をすることや正しい言葉遣いで話すことの大切さを教えていただきました」

②コミュニケーション能力が身についたこと
「マリンバを習っている人の中には、自分と違う学年の人や歳が離れている人もいます。また保護者などの大人もいます。レッスンやマリンバ教室でのイベントなどで、小さい頃から、そういう人たちとたくさん関わってきたことで、誰とでも自然にコミュニケーションをとることができるようになりました」

③いろいろな経験ができたこと
「マリンバを習ったことで、みんなと合わせて演奏することの楽しさを味わえたり、すごい緊張に耐えながらコンクールに出場し、自分の演奏を審査してもらったり、何ヶ月も1つのことに全力で取り組んだりすることができました。とても貴重な良い思い出です」

◆古内 皐月(がん研有明病院看護師、継続年数:17年目)
「私がマリンバの経験を通して得られたことは、まず何よりも音楽の楽しさについて知ることができたことです。病院や福祉施設でのボランティア演奏を行なっていた時は、音楽が人に与える影響を幼いながらにも肌で感じることができました。たくさんの経験をさせていただき、自分の演奏技術の向上のために努力をすること、アンサンブルでは他のメンバーと協力しなければ一つの曲を仕上げることができないことなど、社会でも通ずる基盤となることについて多く学べました」

「また教室の発表会では2014年より実際に裏方の作業に携わる機会をいただき、資料作成やスケジューリング、舞台の構成など非常に細かい内容について検討し準備しました。素晴らしい発表会の裏側には緻密な構成と多岐にわたる準備があることを知りました。この貴重な経験は、社会人になり職場でのコミュニケーションや会議時の資料作成などにおいて、私の役に立っている部分です」

【今後の課題】
緊急事態宣言が発令された後の数ヶ月間、オンラインレッスンや、とちぎテレビの企画でリモートアンサンブルにも挑戦しました。

オンラインレッスンでは、通信環境が整っている方やマリンバがご自宅にある事などが必要条件となりましたが、皆さまが手軽に使えるツールとしてLINE動画を使用しました。
音ミスやリズムミス、強弱などの指導を中心に進めました。対面とは異なり繊細な部分での聴き取りやニュアンスの出し方は困難を極めましたが、その分再開後の対面レッスンでは、生音の美しい響きにあらためて感動し、私も含め感謝の気持ちをもって向き合えるようになりました。



リモートアンサンブルでは、講師が伴奏部分を録音し、それに合わせ各々の演奏を撮影してもらいました。
この時は、とちぎテレビの方に編集作業をお願いしましたが、将来的には自分で編集する技術習得の必要性を強く感じ、動画関係のオンラインレッスンにも参加し勉強しました。



2021年2月の発表会に向けて、現在レッスンを進めております。コロナ渦の中での発表会をどのような形で開催するかが大きな課題の一つです。今回は密になるアンサンブルは避けて、ソロの他に、家族連弾や家族アンサンブルなどを企画しております。

今後は子どもだけでなく、大人向けのレッスンをさらに広げていき、長年の夢でもあった世代を越えた子どもから大人のアンサンブルを企画していきたいと考えております。

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