音楽文化の創造(CMC)

電子版 Vol.36

2026年4月1日発行

Vol.36 特集「人口減少社会と音楽文化」

我が国はいわゆる「少子高齢化社会」から急激な「人口減少社会」の段階に入ったといわれている。

社会の至る所で人口減少を実感することが多くなってきた。

音楽文化は人が集いその中で、創り・奏で・聴くという営みで成り立ってきた。

しかし、年々人口が少なくなっていく中で、人が集うことを前提としてきた様々な音楽文化は、

そのあり方、維持・発展について捉え直す必要に迫られているのではなかろうか。

今回の特集では人口減少が音楽文化に与える影響とこれからについて考えたい。

少子化時代における中学校合唱部の現状と課題
―地域移行を見据えた活動と指導の展望―

少子化を受け、文部科学省は2015年に「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引き」を策定・公表し、その後、各市町村で学校の適正規模・適正配置が進められてきたが、その後、人口減少の継続のみならず、学校を取り巻く環境の変化…

名古屋葵大学児童教育学部・教授  稲木 真司

聖路加国際大学大学院看護学研究科・准教授  歌川 光一

「少子化時代における中学校合唱部の現状と課題 ―地域移行を見据えた活動と指導の展望―」 より 

人口減少社会における伝統芸能継承の新たな担い手
―大学生による地域と連携した継承事例―

日本では人口減少と高齢化が進行しており、2070年には総人口が9,000万人を下回り、高齢化率は約39%に達すると推計されている(厚生労働省2026)。地方都市では若年層の都市部への流出が重なり、地域社会の維持のみならず地域文化の継承にも影響が及…

一般社団法人College Impact Japan 代表理事

常葉大学 非常勤講師  田島 喜代美

「人口減少社会における伝統芸能継承の新たな担い手 ―大学生による地域と連携した継承事例―」 より 

音楽部活動の地域移行から考える人口減少と地域音楽文化

学校部活動のあり方が大きく転換するなか、文化庁が進める文化部の地域移行(令和8年度以降は「地域展開」と改称)は、少子化による部活動の持続可能性の危機、教員の働き方改革、そして地域文化芸術の活性化という三つの課題に応える政策として進めら…

東京未来大学教授  竹内 貞一

「音楽部活動の地域移行から考える人口減少と地域音楽文化」 より 

投稿 「学術・研究論文」

ポピュラー音楽におけるコピー譜と
タブ譜を中心とするギター学習メディア環境の成立


神田外語大学・講師  岡田 正樹

投稿 「実践報告」

社会包摂を志向したアウトリーチコンサートにおいて演奏家が求められること
―「やりがい」と「難しさ」に関する自由記述に着目して―


東京藝術大学   船越 理恵
東京藝術大学   萩原 史織