音楽文化の創造(CMC)

電子版 Vol.09

2019年7月22日発行

Vol.09 特集「職場の音楽活動サークル今とこれから」

        

生涯音楽学習はさまざまな場面で行われています。

        

地域の施設、民間の教育機関などと並んで、古くから生涯学習の推進を企業が担ってきました。

        

さまざまな企業が各種の地域貢献と同時に、職員の福利厚生ともかかわりながら多様な音楽活動を行っています。

        

今回は、そうした活動の中から私たちが学び、参考にして実践できる、企業における生涯音楽学習の例をご紹介します。

「竹中工務店コーラス部の今とこれから」

今日は午後1 時から休日練習。練習曲は私たちが慣れ親しんだ「宗教曲」である。ロ マン派のL oc us ist e( ブルックナー作曲) とルネッサンス系のM agi vi de run t s te lla m ( ビクトリア作曲) 。人数は1 4 名。休日練は比較的人数が揃う。11 月の演奏会出演のほぼ…

株式会社竹中工務店/東京本店設計部副部長/コーラス部所属  鹿野 秀馬

「竹中工務店コーラス部の今とこれから」 より 

2005年 10月発行

雑誌CMC 38号特集「職場の音楽活動」

【リード文】今号では、どのような音楽雑誌でもまとまった形で取り上げられる機会の少ない「職場の音楽活動」を特集した。社会人が一日の大半を過ごし、さまざまな人的関係を切り結び、生活の基盤をきづく場所、それが職場である。終身雇用制度が社会の無条件の前提ではなくなり、同じ組織に正社員にパートタイマーといった異なる立場の人間が混在して働くことが当然となった今も、職場の本質に変化はない。職場は昔から音楽の息づく場所でもあった。 生涯音楽学習・音楽活動の必要が謳われ、その機会が飛躍的に増大した現在、職場での音楽活動の歴史と現状を知り、課題を共有し、よりよい将来像を模索することは、成熟社会に生きる私たちが豊かな音楽生涯を過ごすため避けて通ることのできない、アクチュアルな問題であるだろう。もっと見る

特集・職場の音楽活動 「今なぜ職場の音楽活動を論じるのか」  久保田 慶一

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特集・職場の音楽活動 「三井住友海上管弦楽団~女子マラソン・女子駅伝・女子柔道に追いつけ」  大島 弘安

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特集・職場の音楽活動 「社員は和太鼓必修!ユニークな不動産会社」  小林 晶子

2011年 7月発行

雑誌CMC 61号 特集「職場の音楽サークルの今」

【リード文】 生涯教育、社会教育として、職場のサークル活動も一定の役割を果たし ているだろう。その中には音楽系のサークルもいろいろある。音楽の生涯 学習の場として、住んでいる地域での活動や学校時代のクラブ活動の延長 なども大切だが、職場での人間関係に基づいた環境も重要な場を提供して いる。職場の音楽活動を維持・継続する秘訣を含めて各種の音楽活動を紹介する。もっと見る

特集・職場の音楽サークルの今 「富山地方鉄道吹奏楽団の半世紀~感謝を込めて」 村井 義治

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特集・職場の音楽サークルの今 「職場のサークルと歩む~和楽器・箏を通じて~」 木内 正人

連載:音楽とキャリア -人生100年時代に向けて-

第 2 回:人生100 年時代の音楽家の生き方と働き方
 L.グラットンとA.スコット《100年時代の人生戦略》(東洋経済新報社、2016年)が日本で翻訳・出版され話題となった。平均余命が100歳となる時代に、音楽家はどのように生きて、また働いていくべきなのか。ライフ・ステージ・サイクルの短縮と探索期の交替やポートフォリオ・ワークなどについて考察する。

音楽学者  久保田 慶一