活動事例

地域音楽 コーディネーター 活動事例

【事例紹介】市民がどこでも音楽を楽しめる街に

(2024年04月23日公開)

地域音楽コーディネーター オーボエ奏者 兵庫県 畑田華穂さん

わくわく音楽会とれぱ
わくわく音楽会とれぱ
■活動テーマ:
市民がどこでも音楽を楽しめる街に
■目次:
■活動開始時期:
2020年~現在
■場所:
兵庫県三田市を中心に関西圏
■対象:
一般
■活動内容

1.きっかけ

吹奏楽・オーケストラ等で長い間一緒に演奏し音楽を学んできたトランペット、マリンバの仲間とオーボエの私が、それぞれ別の大学生活を経て2020年に再集結、アンサンブルグループ【TREPA(とれぱ)】を結成しました。目的はクラシック音楽になじみのない方へ、日常生活の中で気軽に生演奏を聴いてもらえる時間を作りたいと思い始めました。結成当時コロナ過に入った時期で、私たちの地元も全国同様に演奏会は少なくなってきていました。しかしそのような状況のときだからこそ、演奏家として何かできることはないかと考え、老若男女どのような方々に少しでも音楽を聴く機会を与え、音楽の力で笑顔になれる演奏会を企画し発信しました。

2.具体的な内容

A.三田市市庁舎ロビーコンサート、野外コンサート

三田市では文化活動の一つとして、プロ・アマチュアで音楽活動を行っているグループに対して発表の場を与え、また市民の鑑賞の場として月に一度、市役所庁舎1Fロビーでコンサートを開催しています。【TREPA】はそのコンサートや地元楽器店主催の駅前野外コンサートに出演しています。聴衆の層は小さな子どもから学生、近所の高齢者施設の方々が仲間と一緒に来られることもあり幅広いです。たまたま通りかかった方も鑑賞することができ、演奏が始まると20人以上は集まります。

このように不特定多数の方々が聴きに来られるので、ふだんのコンサート以上に選曲をよく考えなければなりません。自然と手拍子が起こるようなアップテンポでノリの良いピアソラ作曲のリベルタンゴや、ジブリ・ディズニー楽曲等どの世代でも耳にしたことがある曲を楽しんでいただけるようにプログラムを構成します。演奏のみならず、楽器の説明などを交えると熱心に耳を傾けてくれます。コンサートホールと違ったオープンスペースでの演奏は私たちにとって良い勉強になり、楽しい時間となっています。

B.わくわく音楽会

2023年1月に三田市総合文化センター「郷の音ホール」で開催された〈わくわく音楽会〉に出演いたしました。この演奏会は「地域文化倶楽部(仮称)創造支援事業」として実施され、子供たちがプロ音楽家との共演や鑑賞を通じて、学校における継続的で質的な活動に代わり得る課外活動の場となることを目的としています。これは国の政策「学校部活動の地域移行・連携」に向けた実証事業です。

主催者、演奏者は地元を拠点に活動する若い音楽家です。私たち音楽家たちが集まって本格的なプログラムの演奏会を開き、地域に還元していくことが私たちの使命と思い参加しました。

2023.01.15.郷の音ホールにて
歌の翼に:F.メンデルスゾーン

C.YouTubeでの生配信

コロナ過、地元の楽器店にご協力いただき始めたのがYoutubeでの生配信コンサートです。このスタイルのメリットは視聴者が、いつでもどこでも自由に視聴することができ、また演奏家にとっては国内外に自分たちの演奏をアピールし認知してもらうことができます。スタジオで演奏者それぞれ別のマイクで音を拾い音量バランスを調整して配信しています。コンサート会場等その場で聴くのと画面上で聴こえる音には響きやバランスに差が出るので試行錯誤を行ないながら生配信を3年続けています。選曲や演奏方法などを私たちなりに研究し、視聴者に楽しんでいただけるよう考えています。

また演奏だけでなく曲に関する解説や私たちの経験談など、普通の演奏会よりお話の時間を長くとり、チャットで視聴者とコミュニケーションを取るなど、ラジオに近いような新しい形の演奏会をお届けしています。コロナ過以降配信をするアーティストは増えましたが、クラシックファンの方からは生演奏を希望されます。今後は生演奏とYouTube配信両方のメリットを上手に使い分けていきたいと思います。これをきっかけに私たちを知ってくださった方から、イベント出演にお声がけいただくことが増えました。

3.成果と課題

成果としてはコンサートホールに限らずロビーや野外、スタジオからの生配信など、様々な場所での演奏を経験したことで、その場に適したプログラムを企画し聴衆に楽しんでもらえるようになったと実感しています。幅広い層の方々とコミュニケーションを取り、リクエストいただく中から知らない曲にも挑戦していると、気づけばレパートリーは100曲を超えていました。

課題としては不特定多数の方々へのコンサートだけでなく、ターゲットを絞りコンセプトを定めプログラムを企画することが、対象の聴衆により深く音楽の魅力を伝えるには必要だと考えています。

4.抱負

現在は市内でイベントを主催する方からのお声がけで、演奏の機会をいただくことが多いですが、活動地域を拡大するために広報活動にも力を入れているところです。将来的には子どもの発達支援など、社会教育の一つとなるようなプログラムやワークショップなども企画し、私たちの音楽を通して、地域社会に笑顔を増やすことができたらと考えています。

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