音楽文化の創造(CMC)

電子版 Vol.08

2019年4月25日発行

Vol.08 特集「環境と音楽」

音楽は、さまざまな環境の中に存在し、それぞれの環境に応じて作られ、聴かれている。

一方で環境も、音楽によって変えられ、そして作られていくことがある。

本特集では、相互に影響しあっている環境と音楽の関係を、メディア・街・職場・地方といった視点から改めて考えてみたい。

環境と音楽を今後どのように関わらせていけるのか、いくべきかを検討するための手がかりとなるだろう。

「環境と音楽:サウンドスケープ論を手掛かりとして」

私たちは自然と共に生き、自然に生かされている。このことは、この地球上の生物にとって「生存に関わる基本」である。生物のなかでも特殊な能力をもっているヒトにとっても、この基本は変わらない。と同時に、ヒトの場合の「自然との関係の取り結びかた」は、他の生物に比べて

青山学院大学総合文化政策学部 教授/日本サウンドスケープ協会  鳥越 けい子

「環境と音楽:サウンドスケープ論を手掛かりとして」 より 

2006年 7月発行

雑誌CMC 41号特集「デジタル・メディアコンテンツとしての音楽」

【リード文】コンパクト・ディスクやMIDI規格を備えたキーボードが身近なものとなっておよそ四半世紀。今や私たちが日々接する音楽は、その大半がデジタルなメディアを介して体験されるデジタルなコンテンツとしての音楽となった。「メディア」「コンテンツ」とのあいだにはっきりした境界線が引けないと感じられるほどに、両者は一体化して私たちの音楽環境に不可欠のものとなっている。この現象は音楽の生涯に、享受に、教育にどんな影響を与え、何を変えてゆくのだろうか。もっと見る

特集・デジタル・メディアコンテンツとしての音楽 「メディアの変化と音楽ライフスタイル」  長谷川 豊

2010年 4月発行

雑誌CMC 56号 特集「あのムーブメントは今」

【リード文】今日、私たちの生活の中に、音楽はなくてはならないものとなりました。多くの人々が音楽を愛好し、日々の心の糧とする毎日は、これまでさまざまな音楽シーンを作ってきた、多様な「ムーブメント」があってこそ。これまでにもさまざまな音楽的な取り組みや流行があり、それは時代とともに次第にその様相を変えながらも、今日、私たちの充実した音楽的生活を織りなす数々の糸のように、確実に息づいていると言えるのではないでしょうか。今回の特集では、各時代を彩った記憶に残る様々なムーブメントやその周辺の事情を顧みることにしました。もっと見る

特集・あのムーブメントは今 「ジャズ喫茶・名曲喫茶」 森田 信一

2014年 11月発行

雑誌CMC 71号 特集 「音楽と環境」

【リード文】今、街も家の中も音・音楽があふれている。街に出ようとすれば発車のベルに送られ、買い物しようと入った店にも、立ち寄ったカフェにも音楽が流れている。家に戻ると家電の出来上がりを知らせる音や、地震速報などの危険を知らせる音が鳴る。  これらの音や音楽はどのように選ばれたり、作られたりしているのだろうか。内装や照明といった視覚的デザインと同様に、用途に合い感性に訴える音はどのようにデザインされるのだろうか。本特集では音楽と環境との関わりを改めて見直し、音楽と環境との理想的なあり方を探りたい。もっと見る

特集・音楽と環境 「音のデザイン時代」 岩宮 眞一郎

2008年 4月発行

雑誌CMC 48号 研究「生活の中の音楽利用~BGMをめぐって~」

新学期も間近、新たな受験生たちが準備にとりかかる時期である。かつて「受験生」といえば、勉強部屋に「目指せ○○大学」とスローガンを貼り、「必勝鉢巻き」で一心不乱に勉強する姿がその典型として描かれることが多かった。「受験戦争」という言葉が盛んに使われたころと時を同じくして…

研究「生活の中の音楽利用~BGMをめぐって~」 竹内 貞一 より

連載:音楽とキャリア -人生100年時代に向けて-

第1回:リーマン・ショックと東日本大震災―音楽界に与えた影響
アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、オランダの音楽キャリア研究者の研究図書「音大生のキャリア戦略」(春秋社、2018年)を筆者が共同編集したことから、これら欧米諸国と日本におけるリーマン・ショックと東日本大震災後の音楽界の状況について考察する。

音楽学者  久保田 慶一