音楽文化の創造(CMC)

電子版 Vol.26

2023年10月1日発行

Vol.26 特集「音楽ホールの取り組み」

「音楽文化の創造(cmc)」誌の刊行は1996年(平成8年)、今から27年前。

公共施設、音楽ホールやコミュニティ施設が盛んに建設された。

生涯教育の場として国民に広く提供され、音楽文化の発展を担い、

私たち音楽関係者にとって大変うれしいことでした。

当時、弊誌では、初期より全国の音楽施設を紹介するべく特集をくみ、その活動の理念や活動状況を取り上げてまいりました。

昨今のコロナ禍により、音楽活動は著しい制限を強いられ、現在でもなおその影響は少なくありません。

以前紹介させていただいた音楽施設も相当の影響があったことは想像に難くないことでしょう。

今回の特集では、音楽ホールやコミュニティ施設、その関係者の皆様がこのコロナ禍を如何に工夫して乗り切ってこられたか、

また今後の施設運営をどのように考えておられるかなどの執筆をお願いした。

 

長久手市文化の家の25年~直営劇場の取り組み

           

長久手市は、名古屋市の東隣にある人口6万人の小さなベッドタウンで、2005 年には日本国際博覧会(愛・地球博)が開催された。平均年齢は 41.2 歳で、日本一若い街とされている。2022年11月には万博跡地(モリコロパーク)にジブリパークが開園…

長久手市文化の家 館長 生田 創

「長久手市文化の家の25年~直営劇場の取り組み」 より 

 

文化をつなぎ手にして

地域とともに歩み続けた18年。そして、これからも・・・

           

たとえば「コンサートを一流のホールで聞いてきた」「素敵なパフォーマンスを観たよ」 人は非日常を体験して、特別な気持ちになる。特別な気持ちは、心が動いていること。非日常を体験できる環境があれば、生活に刺激が生まれ、それが活力となり、豊…

聖公益財団法人横浜市芸術文化振興財団

横浜市磯子区民文化センター杉田劇場 館長  中村 牧

「文化をつなぎ手にして 地域とともに歩み続けた18年。そして、これからも・・・」より 

ニューノーマル時代の区民ホール運営

           

高輪区民センター 区民ホールは、定員が224名(改修工事前、250名)で中規模のシューボックス型のホールだ。ホール内の残響効果も定評あり、 緞帳はなく音楽専用ホールとして愛されている。舞台上の広さは、66㎡で室内楽・声楽曲の演奏に相性が良い。…

港区立高輪区民センター 所長 奈雲 美徳

「ニューノーマル時代の区民ホール運営」より 

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