地域音楽コーディネーター さくら音楽団 団員 埼玉県 野口恵理さん
- ■活動テーマ:
- 一般市民を巻きこんだ吹奏楽の地域展開の形
- ■目次:
- ■活動開始時期:
- 2026年5月17日
- ■場所:
- さいたま市 プラザウエストさくらホール
- ■対象:
- 一般
1.きっかけ
現在、日本は少子化が加速し、一つの学校で吹奏楽の編成が難しい状況になっています。また教員の負担軽減するためもあり、国は部活動の地域展開(学校単位から地域単位へ)の政策を出しました。2023年から準備期間とし、今年度から実行期間となります。
この取り組みを受け、さくら音楽団は2023年10月に設立されました。小学校4年生~社会人まで参加できる多世代型の市民楽団として活動を続けています。指導者は、さいたま市の部活動指導員(*)も務める打楽器奏者の吉岡理菜さんです。さくら音楽団では、月1回の合奏練習を重ね、5月17日(日)に第2回演奏会を行いました。当日の演奏会の様子や、楽団の運営から見えてきたことなどをお伝えさせていただきます。
*)部活動指導員:学校の顧問と連携・協力して指導や引率などを担う
2.具体的な内容
(1)位置づけと体制
さくら音楽団の一番の特徴は、一般市民を巻きこんだ吹奏楽の地域展開の形をとっていることです。現在は、社会人15名、専門・大学生1名、中学生5名の団員が所属しています。(5月10日現在)
社会人の団員は、「吹奏楽の地域展開に関わりたい、我が子と一緒に演奏したい、月1回ならやってみようかな」などの思いをきっかけに集まりました。練習場所は、プラザウエスト音楽スタジオです。活動は月1回、土日のいずれか午後2時間ほど行っています。参加費は1回500円です。(定期演奏会は別途集金)
(2)内容
今回の演奏会では、5名の中学生も一緒に出演しました。中学校の吹奏楽部とさくら音楽団との両方に所属している子どもが多いです。また、中には学校の吹奏楽部には所属せずに、さくら音楽団に参加している子どももいます。家庭でも学校の吹奏楽部でもなく、地域の「第3の居場所」としても、地域の楽団としての存在意義を感じます。
演奏曲は、吹奏楽曲の定番曲「銀河鉄道999」「宝島」や「木星(G.ホルスト作曲)」「マツケンサンバⅡ」等を演奏しました。
(詳しくはプログラム参照)
(3)合同演奏イベントについて
今回は、お客様と一緒に演奏する企画も準備しました。曲は「星条 旗よ永遠なれ」(John Philip Sousa作曲 金山徹編曲)と、「アフリカン・シンフォニー」(Van McCoy作曲 金山徹編曲)の2曲です。
ブランクがある吹奏楽経験者は、学生の頃に吹いた曲を久しぶりに演奏し、吹奏楽の楽しさを思い出してくれたと思います。発案者の吉岡さんは「ブランクありの潜在的な人に呼びかけたい」との思いで企画されました。また、聴きに来てくれた子どもたちも、打楽器で演奏に参加してくれました。これが未来への種まきとなったことを願います。
3.課題
当日の打楽器の搬入等(時間を決めて、団員も一緒に行うこと)を事前に計画していると、より安心して当日を迎えられると感じました。また、当日のスタッフが足りなくなる状況もあったので、今後は卒団した人に事前に協力を仰ぐことなど、対策をたてていくことも大切と感じました。
4.抱負
団員それぞれが自分に合った目標をもち、月1回の合奏練習を楽しみながら、長く吹奏楽に親しんでいけるところが、さくら音楽団のよいところだと思います。今後も、さくら音楽団の存在を地域の皆様に知っていただき、活動の幅を更に広げていきたいです。
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