地域音楽コーディネーター 会社員 S-Airリーダー 東京都 清水宏悦さん
- ■活動テーマ:
- 音楽は人々を元気にするパワーを持っている
- ■目次:
- ■活動開始時期:
- 2010年~現在
- ■場所:
- 東京都 神奈川県 埼玉県を中心とした首都圏
- ■対象:
- 一般
1.きっかけ
バンドを始める原点は、今思えば小学生の頃に学校で経験した全員合奏だったと思います。中学生になるとギターやベースに興味を持ち、クラスの友人とバンドを結成したことも現在のバンド活動へとつながっています。
2010年、インターネットでメンバー募集を行ったことをきっかけに、S-Airを結成しました。その後現在のキーボード及びベース担当と出会い、2019年にドラマーが正式加入し、現在のメンバー編成となりました。私はギターを担当しています。バンド名のS-Airは私の名字(清水)の頭文字のSをとった形でメンバーが命名してくれました。Airという単語にはいろいろな意味がありますが、名前に負けないように、空間に溶け込む演奏を心掛けております。
2.具体的な内容
(1)イベント運営に携わったきっかけ
地域での活動を始めたきっかけは、横浜で開催されたアマチュアバンドを対象とした「YOKOHAMA本牧ジャズ祭」への出演です。それまではライブハウスで集客して活動しておりましたが、不特定多数の方の前で演奏する新鮮さを実感しました。その後、様々なジャズフェスティバルへの出演機会を頂く中で演奏者としてだけでなく、スタッフとしてイベント運営にも関わりたいと考えるようになり、現在に至ります。
(2)練習
メンバーはそれぞれ音楽活動を行っています。よってリハーサルは土日に予定を合わせることが難しいため、月に一度、平日の夜に設定することで、安定して全員が集まれる環境を整えています。
(3)内容
本牧ジャズ祭りへの参加をきっかけに、各種音楽フェスへ応募するようになり、幸いにも幾つかの機会を頂きました。立川のイベントに出演した際には、PAを担当されていた方からお声がけを頂き、別のイベントへの出演につながったほか、八王子市の地域イベント主催者の方からもご縁を頂くことができました。このような経験を通じて、メンバー全員が地域活動への関心を深めることができました。
活動の機会は、すべて人とのつながりによって広がってきたものだと実感しています。そのご縁に少しでも応えられるよう公式ボランティアにも応募し、演奏に加えて舞台の裏方を始めスタッフとしてもイベントに関わることを心がけています。
スタッフ業務としての具体的な活動内容ですが、司会業、お客様誘導、運営協力費に関する募金の呼びかけ、写真撮影、撤収時の機材の片付け及び搬出です。特に片付けの工程は精密機械でもあるため、敬遠されがちですが、バンド活動を通じてふだんから機材への接触が多いことから、積極的にかかわることができています。
3.成果
地域イベントに継続して出演する中で、「去年も観ました」「演奏に勇気づけられました」「今年も告知で名前を見てきました」といった、心温まるお言葉を頂く機会が増えてきました。アマチュアバンドとして、少しでも誰かの記憶に残る活動ができていることを大変光栄に感じています。
また、来場者の中には身体の不自由な方やご高齢の方もいらっしゃいますが、演奏後に「楽しかった」と声をかけていただくこともあり、音楽には世代や立場を超えて人を元気づける力があることを実感しています。演奏の瞬間には会場が一体となり、特別な時間を共有できていると感じています。
そしてボランティアスタッフを通じての主催者様や他のスタッフの方とのつながりが、次回以降の活動へとつながることができます。
4.課題
(1)演奏機会の確保
多くの来場者にとっては別の目的の合間に気軽に音楽を楽しめるという側面が強く、演奏そのものを主目的として来場される方は必ずしも多くはありません。また、パブリックイベントは集客や費用面での負担が比較的少ない分、出演枠の競争率も高く、毎年継続して出演できる保証があるわけではありません。そのため、このような活動を継続していく上で、安定した演奏機会を確保していくことが大きな課題であると認識しています。
(2)予算と集客
ミュージシャンは演奏の機会を求めていますが、実際には場所探しや費用負担、集客など多くの課題に直面しています。一方で、地域イベントに関わる中で、街角にさりげなく流れる生演奏には確かな需要があることも実感しています。
5.抱負
こうした背景を踏まえ、年齢に関係なく熱意あるミュージシャンが気軽に発表でき、かつ高い満足度を得られる場づくりに取り組みたいと考えています。あわせて、自由に楽器に触れられる体験や各楽器のオープンセミナーなど、来場者も楽しめるコンテンツを企画し、演奏者と観客の双方にとって価値のある場を実現していきたいと思います。具体的には、地域自治体、音楽教室、楽器店などと協力し、公園などの開かれた場所を活用した野外合同音楽発表会の開催を目指しています。市内在住・在勤の方であれば、年齢を問わず参加できる形を想定しています。
このような活動を積み重ねることで、継続的に演奏機会が生まれる仕組みを築き、音楽を愛する人々が長く活動を続けられる環境をつくっていきたいです。それを実現することが、音楽を続けてきた私の大きな目標です。
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