活動事例

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【事例紹介】コンピューターを使った音楽体験とMIDI検定~コロナ禍でのワークショップ

地域音楽コーディネータ― 和歌山県 武安英幸さん

■活動テーマ:コンピューターを使った音楽体験とMIDI検定~コロナ禍でのワークショップ
■日時:
2018年~現在
2018〜2019 オカリナワークショップ
2020~現在 コンピューター音楽ワークショップ
■場所:大阪にある文化施設各地で非定期的に開催(河内長野市、大阪市阿倍野区、他)
■対象:老若男女、年齢も問わず

■活動内容

1.コンピューター音楽ワークショップ開催の背景

私が自身の音楽活動を「MOSO_WORK.」と称して始めたのが2018年のこと。仕事の傍ら、オカリナのワークショップを行いました。平日の日中に、オカリナをきっかけに、人々が集う音楽の場を創出することを目的に始め、2019年の夏まで単発的に行ってきました。

その後、2020年の1月。いよいよ中長期的にサークル化して運営していこうと思っていた矢先に問題になったのがコロナウイルス。ご高齢の方もおり、人が集い、呼気も使うというオカリナをコロナ禍で行うのは不安もあります。

そのようなこともあり、現在はオカリナのワークショップを休止しており、サークル化の試みも保留となっております。

その一方で、自分自身、コロナ禍にあってもなお、音楽で何か世の中に貢献したい、世の中と接点を持ちたいと考え、出てきたものがコンピューター音楽のワークショップでした。

きっかけは音楽電子事業協会のMIDI検定の指導ライセンスをもっていたことです。

コンピューター音楽のワークショップなら、音楽をプログラムするだけで、飛沫の心配等もありません。

このような経緯でもって、コロナをきっかけに、オカリナからコンピューター音楽へと大きく舵をとることとなり、現在もそれは非定期的ながらも続いております。
(最近は2021年7月/8月で開催。4月/5月は緊急事態宣言により会場が使えなくなったため中止となりました。)

2.受講される方の年齢層、性別、目的も様々

実際に受講される方の年代や性別もさまざまです。当初は若い男性が来そうなイメージだったのですが、予想とは違い、年配の男性もいらっしゃれば、若い女性の姿もあります。

「勤め先の施設で音楽の講座があるので」と参加された方や、大阪でオカリナのイベントを運命されている方、また大学生なども来られました。

傾向としては何かしらの楽器をされている方がやはり多いです。これまで、ギターやフルート、オカリナなどの楽器経験者がお見えになりました。

また、受講される目的も様々です。
  1. シンプルにコンピューター音楽を体験したい方
  2. MIDI検定の取得を目的とされる方(後述しますが、ワークショップでは最後に試験を行い、合格することでMIDI検定4級の資格を取得することができます。)
  3. 録音や機材に興味があって来られる方、など
これもまたいろいろな志をもってご受講されております。

3.ワークショップの内容

ワークショップの内容は、音楽電子事業協会のMIDI検定4級のカリキュラムをなぞり、実際にパソコンで演奏をプログラミングしていくというものです。そして、ワークショップ受講後にMIDI検定4級の試験を行い、合格することでMIDI検定4級の資格を取得することができます。

プログラミングはオルゴールのように、長いロールにピンを埋めるようなイメージで、「このタイミングで、この高さの音を、これくらいの強さで、どのくらいの長さで」という音楽の情報をマウスやキーボードを使って入力していきます。キーボードが苦手な方はマウスでひとつひとつ、キーボードを扱える方はキーボードを使って入力することもあります。

その他、オーディオデータのレッスンとして、録音の仕方や、音声の波形を使った編集なども行います。

メインは演奏データのプログラミングですが、最後まで完成できなかった場合は、オーディオデータ化した上でフェードアウトをかけます。

途中までしか完成できなかったとしても、途中で「ブチっ」と終わるより、フェードアウトで終わった方がひとつの作品っぽくなると考えたからです。

作品は最終的にCDにしてお持ち帰りいただきます。

その他にも、パソコンの話や著作権の話なども行います。

一通りの講習と演習を終えると、その場でMIDI検定4級の試験を行います。

試験に関しては、心配される方も多い中、一生懸命勉強されたことで90点代をとる方も少なくありません。これまで年配の方で100点を取られた方もいらっしゃいます。

この試験に合格されると、1ヶ月を目安に音楽電子事業協会から合格カードが発行されます。

3.ワークショップを受講する効果やメリット

ワークショップで学ばれたことは、そのままご自身の音楽活動に役立てることができます。
  1. コンピューターで音楽を制作できるようになる
  2. 自身でCDを制作することができるようになる
  3. 機器について詳しくなる、など
可能性としては、楽器は苦手で何もできないけれど、音楽を制作したいという人のニーズもくみ取れると思います。

また、楽器をされていた方でも、はじめてのコンピューターを使った音楽体験や、普段見ないドラム譜のような譜面などと向き合う中で、何かしら新しい発見はあるご様子。

実際に「聞いたことはあるけれど、よくわかっていなかったことがわかった」など、お言葉をいただいております。

「ハイレゾ」などの言葉は感覚的に「音がいい」と理解できますが、その音がいい理由を聞くことは、普段、そうないと思います。

音楽についてもう一歩詳しくなる、そうしたらより音楽が楽しくなると思います。

また、MIDI検定に挑戦するというところも、ご年配の方にとっては生涯学習の一つになると思います。特に合格カードという目に見える成果は、やはり自身に繋がるものであり、モチベーションも上がる一つの要素だと思います。

4.今後の展望

コロナ禍にあって、しばらくはこのような呼気や発声を伴わない音楽のワークショップのあり方を模索していこうと思います。

また、コンピューター音楽ワークショップに関しては、これまで受講生が0だったことがなく、一定の需要があることを認識することができました。

その点で、今後も0になるまで、続けていきたいとも思います。

また、MIDI検定に関しては、現在4級の講座を行っておりますが、随時3級など、よりハイグレードの講座も開講できるように、こちらもその幅を広げていこうと思います。


●MOSO_WORK.ホームページ
https://mosowork.art/
●音楽電子事業協会MIDI検定公式ページ
http://www.midilicense.com/


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