活動事例

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【事例紹介】吹奏楽 一人一人が主人公 つながろう 広げよう 音楽の輪

全国生涯学習音楽指導員協議会 大阪支部会員 加古有子さん

■活動テーマ:吹奏楽 一人一人が主人公 つながろう 広げよう 音楽の輪
■日時:2011年4月23日~現在にいたる 月2回(基本は第2・第4土曜日 18:00~20:00)
■場所:大阪府吹田市山田 「夢つながり未来館・亥子谷コミュニティーセンター」
吹田市亥子谷コミュニティーセンター、山田ふれあい文化センターなど
■対象:20才代~70才代 計25名

■活動内容

1.活動を始めたきっかけ

私は中学生の頃、吹奏楽部でクラリネットを演奏していましたがサックスにも憧れがありました。それから時が過ぎ、40歳の時にヤマハ大人の音楽教室の「体験レッスン」で再びサックスと出会う事となりました。少し上達するとソロよりもデュエットなど色々な楽器との吹奏楽は最高に楽しいと再認識しました。

1999年春、地域の公民館事業の講座「吹奏楽を作ろう」(チラシ参照)を知り、見学後、私が求めていたものがここにあったと感じ即刻入団を決意しました。



年令も職業もさまざまですが、「昔、吹奏楽をしていました」「楽器を吹きたいが場所がなくて」「中学時代の先生が指導者なので参加しました」と、たくさんの大人が吹奏楽を求めていたのです。

しかし公民館事業としての講座は予定の4か月で終了してしまいました。

2.「ウインドアンサンブル ニューストリーム」の誕生

講座終了後、吹奏楽を存続させたいという想いのもと、2011年8月27日講座メンバー有志10名で地域の自主吹奏楽団として「ウインドアンサンブル ニューストリーム」を発足させました。

「ニューストリーム」というグループ名は、西山田公民館の最寄りのバス停「新小川」に由来しています。現在の25名の団員が集まり、アンサンブルを楽しみながら活動しています。

メンバーの年齢は20代~70代まで幅広い年齢の方々です。職業は現役の会社員、退職されている方、主婦や学生など、さまざまな吹奏楽好きが集まっています。

●「ウインドアンサンブル ニューストリーム」
https://wenewstream.web.fc2.com/

3.具体的な活動について

(1)目的

  1. 年齢や経験の幅を超えて、音楽を共有する事
  2. 音楽を奏でる事が楽しいという仲間作り
  3. 「音楽を生み出していこう」とする気持ちを束ねて進んでいく事。
      

(2)内容

私たちの楽団は吹奏楽が初心者という方もいるので、音をみんなで合わせる事が楽しめるよう工夫しています。コンクールを経験された方たちが、どう音楽を構築していけばよいかなど、経験を活かしてリードしてくれます。

また穴の空いたパートを積極的にフォローしてくれる姿勢には頭が下がります。皆ができるところを協力し合って作る吹奏楽、それが私たち「ウインドアンサンブル ニューストリーム」の吹奏楽だと思っています。

曲は、小編成の吹奏楽の曲を中心にポピュラー、ディズニー作品、Jpop など。時には演歌も演奏することもあります。各楽器パートが揃っていないので、他の楽器で吹き替えたり、ない楽器は電子楽器の音源を使って、それに合わせて演奏するなどのアレンジをしています。 目標は定期演奏会と地域での文化祭での演奏発表です。(下記の主な公演活動を参照)

<これまでの主な公演活動の歩み>

2013年5月26日(日)公民館文化祭での演奏
曲目:『シンクロbom-ba-ye』『ルパン三世のテーマ』
2014年5月25日(日)公民館文化祭での演奏
曲目:『あまちゃんのテーマ』『見あげてごらん夜の星を』『世界に一つだけの花』
2014年11月23日(日)第一回演奏会(西山田地区集会所にて)
曲目:演歌メドレー、『クリスマスディスコキャロル』『レットイットゴー』他
2015年5月24日(日)公民館文化祭での演奏
曲目:『小さな世界』『レットイットゴー』
2015年11月3日(祝)公民館文化祭にてクラリネットアンサンブル♪
2016年5月22日(日)公民館文化祭での演奏
曲目:『花は咲く』『ジャパニーズグラフィティ』
2016年6月19日(日)第二回演奏会(西山田地区集会所にて)
曲目:『ジャパニーズグラフィティ』、ファミリーアニメコレクション、情熱大陸 他
2017年5月28日(日)西山田公民館 春の文化祭(西山田地区集会所にて)
曲目:『銀河鉄道999』『世界に一つだけの花』
2017年7月23日(日)第3回演奏会(西山田地区集会所にて)
曲目:J-BEST~日本を勇気づける名曲たち~、Let’s go クラシック、MARCH BACKDRAFT 他
2018年3月18日(日)西山田公民館春の文化祭出演(西山田地区集会所にて)
曲目:艦これ~「昼戦」砲雷撃戦始め、J-BEST~日本を勇気づける名曲たち~、『ビリーヴ』
2018年9月23日(日)第4回演奏会(亥の子谷コミュニティセンター 多目的ホールにて)
曲目:カーペンターズフォーエバー、マーチ「プロヴァンスの風」、日本昔ばなしセレクション 他
2019年6月2日(日)西山田公民館「春の文化祭」(亥の子谷コミュニティセンター多目的ホール)
曲目:『SWORDLAND』『魔女の宅急便コレクション』
2019年9月23日(月)第5回演奏会(山田ふれあい文化センター 多目的ホールにて)
曲目:『たなばた』『ARSENAL』、ウルトラマンメドレー 他
2020年9月20日(日)第6回定期演奏会(山田ふれあい文化センター 多目的ホールにて)
曲目:『ジャパニーズグラフィティXII』、行進曲『道標の先に』『紅蓮華』 他


(3)活動にあたっての留意点

団員はそれぞれ仕事やその他の都合があり、ほとんど全員揃う事は難しいです。しかし参加を強制することはなく、「来れる時に自由に参加しても良い」そこがニューストリームの良さでもあります。

演奏会の前は、練習日をいつもより多く設定して、どこかに参加できるよう配慮します。また、大きな楽団に比べると、楽器の数も限られていますが、団員の中に電子楽器の音源を使って演奏情報を入力するのが得意な方がおられ、足りない楽器のパートは電子楽器の音源がカバーしてくれています。

アコースティックとデジタルの融合サウンドによって音の幅が広がるので、とてもありがたいと思っています。

4.課題

  1. 運営体制
    スタート当初より同じ四役(代表、副代表、会計、書記)が中心になり推進しています。規約上任期は1年で再任は可能ですが、同じ人が再任する事も多く、負担が掛かっていないかは心配です。少しずつ体制を変えていく事も大切と感じます。

  2. 活動資金
    継続していくためには活動資金をどのように確保していくか大きなポイントです。現在は毎回の参加費からプールして運営しています。今まで助成金を活用した事はないので、今後は視野に考えていきたいところです。

  3. 団員の募集
    人数や楽器のバランスについては、現状維持を続けております。団員の募集はホームページが中心です。それを見て参加してくださる方もいますが、なかなか難しいところではあります。 他は団員の口コミや勧誘です。定期演奏会については、チラシを配布したこともありますが、知人友人が中心なので、全く初めての人が来られることはあまりありません。今後新しい告知方法を考える時期となっています。

  4. 指導者と団員のレベル
    指導者については専門の方の力を少し借りたいところですが、該当者がなかなか見つからず、現在に至っています。団員のレベルについては、他の楽団と比べて評価することはできません。一人一人が自分の力を出し切って盛り上げていますのでそれで良いと思います。

  5. 練習会場
    主に2か所の公的施設を抽選で取って使用しています。コンサート会場についても同様で、公的施設を抽選で取れる日に合わせてコンサートを設定して開催しています。

    現在はコロナ禍の中、練習ができない日が長く続きました。緊急事態宣言が繰り返されていますが、解除になった時は練習に行くと「○○さん~」と、みんなが暖かく声をかけ合い、再会できることを心より喜び合っています。一日でも早く日常が戻ってきたらと願うばかりです。

5.今後の抱負

吹奏楽は時代と共に変貌を続けています。昨今、吹奏楽の頂点をコンクールで競う事が取りざたされ、「ブラック」「燃え尽き症候群」などと、世間で言われている様ですが、音楽の基本は「音を楽しむ」です。

「音(おん)が(が)苦(く)になってはいけない」と、中学時代の音楽の教師が教えてくれた言葉です

今後の抱負は、長く続けられることが第一です。音楽好きの仲間が、気負う事なく楽しんでいけたらと思います。まず各楽器のメンバーが揃って、生楽器だけで演奏会ができる事、指導者がニューストリームのあり方を分かった上で、時々参加して下さり全体の調整をしていただけたらと思います。

また他の団体と合同演奏会などで交流を持ち、地域でのアマチュア吹奏楽ファンの層を広げていく事です。将来は「Wind ensemble」から「Wind orchestra」になる夢を目標に活動を続けて行きます。

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